江差沖に沈む開陽丸潜水調査始まる 水中遺跡考える市民講座も

戊辰戦争のさなかに江差沖で沈没した旧幕府軍の軍艦「開陽丸」の10年ぶりの潜水調査が1日から始まりました。

1868年に江差沖で座礁したあと沈没した開陽丸について江差町は10年ぶりとなる潜水調査を今月1日から5日まで行うことにしていて、1日は潜水士らが沈没現場近くの岸壁に集まり、海に入って船体の位置を確認しました。
船体の一部は海底で銅製の網をかけて保全されていて、調査では、船体の劣化の状況や、保全の方法が適切なのかなどを確認することにしています。
これに先立って町内では31日、開陽丸をはじめとする水中の遺跡の保護と活用について考える講演会が開かれました。
この中では、水中考古学の専門家が、1874年に伊豆半島沖で沈没したフランスの貨客船「ニール号」など全国の沈没船を紹介し、開陽丸についても、現状を調査した上で保護や活用を進める重要性を訴えました。
参加した中学3年生の女子生徒は「水中遺跡に興味を持ち研究してみたいと思いました」と話していました。
江差町教育委員会の小峰彩椰学芸員は「講演をきっかけに水中にある開陽丸に意識を向けてもらえれば」と話していました。