会話する2人の脳を測定可能に 北海道大学の研究チーム

人と人が会話をしているときに、脳がどのように活動しているのかをリアルタイムで計測できる新たなシステムを開発したと北海道大学の研究チームが発表し、自閉スペクトラム症などの研究に生かしていきたいとしています。

北海道大学の横澤宏一教授たちの研究グループは、人と人が会話をしているときの脳の機能を解明しようと、2人の脳の活動を同時に測定することができる新たなシステムを開発しました。
システムは、脳の神経細胞の活動を測る「脳磁計」という装置を光ファイバーで2台接続し、モニターを介して会話をしている2人の脳の活動を1000分の1秒から100分の1秒の単位で詳細に分析できるということです。
またおよそ500メートル離れていてもタイムラグがなく、話し相手の表情や視線などを確認しながら会話できるということで、研究グループは自閉スペクトラム症などの研究に生かしたいとしています。
具体的には脳の活動を記録して薬の効果の見極めなどに生かせるとしていて、北海道大学の横澤宏一教授は「2台の装置を生かしたシステムは世界でもほとんどない。色々な研究にご活用いただいて脳活動の研究が盛んになっていくことを期待したい」と話しています。