新型コロナ 道南429人感染 市立函病 “夜間救急ひっ迫”

道南では29日、新たに429人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
3日連続で400人を超えていて感染の拡大が続いています。

このうち函館市は29日市内で新たに282人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
年代別にみますと、10歳未満が38人、10代が32人、20代が45人、30代が42人、40代が56人、50代が19人、60代が27人、70代が14人、80代が9人となっています。
また市は、これまでに感染が確認されていた年代性別非公表の1人が死亡したと発表しました。
さらに、市内の介護保険事業所で29日までに9人の感染確認され、市はクラスターが発生したと発表しました。
このほか道は、渡島地方で125人、桧山地方で22人の感染が確認されたと発表しました。
これで道南ではあわせて429人の感染が確認され、3日連続で400人を超えています。
また、直近1週間の感染者数は2828人と前の週と比べておよそ1.5倍に増えていて、感染の拡大が続いています。

【人口あたり療養者 道南が道内最多】
29日、函館市が発表した市内の医療提供体制の状況です。
病床使用率は28.4%で、28日時点の全道より高くなっているほか、重症者の病床使用率も全道より高い6.7%となっています。
このほか人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は760.16人、人口10万人あたりの療養者数は947.18人となっていて、いずれも道内のほかの地域より高い状況となっています。
また、人口10万人あたりの療養者数は、道内を6つに分けた医療圏ごとに見ますと、道南圏は28日時点で934.2人と、ほかの地域に比べて多くなっています。

【市立函館病院「夜間救急がひっ迫」】
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、市立函館病院は発熱などを理由に夜間に救急車を利用する患者が急増し、本来の救急医療の業務に支障が出ているとして、高齢者や基礎疾患がある人、それに極端に症状が悪化している場合を除いて、夜間の救急車の利用を控えて翌日、発熱外来などを受診するよう呼びかけています。
市立函館病院によりますと、新型コロナの感染が拡大する中、感染が確認されて薬を服用したものの熱が下がらなかったり、濃厚接触者になって夜中に発熱したりしたとして、夜間に救急車を呼ぶ患者が今週になって増えているということです。
このため、より緊急性の高い患者への医療提供が難しくなるなど、夜間の医療現場をひっ迫させる状況になっているということです。
さらに市立函館病院では60人余りの職員が感染したり濃厚接触者になったりして出勤できない状況になっていて、今後の感染状況によっては夜間の救急医療の現場にも影響が出かねないことから適正に救急車を利用してほしいとしています。
市立函館病院の森下清文院長は「高齢者や重篤な基礎疾患を持っていない限り、若い人などは急に症状が悪化することはほぼないので、熱が出たというだけの場合は次の日の日中まで待って、発熱外来などを受診するようご協力をお願いしたい」と話していました。