縄文遺跡群 世界遺産1年 当時の暮らしをデジタル技術で再現

「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されて27日で1年になります。これに合わせて、函館市は構成資産のひとつ、垣ノ島遺跡で、当時の人々の暮らしを視覚的に伝えるデジタル技術の公開を始めました。

函館市の垣ノ島遺跡は国内最大級の規模の盛り土遺構などが残されていますが、復元された住居などがなく、遺跡の価値や魅力をどのように伝えるかが課題になっています。
こうした中、函館市はデジタル技術を活用して当時の人々の暮らしを視覚的に伝えるコンテンツを制作し、27日から一部の公開を始めました。
このうち竪穴住居跡のエリアでは、スマートフォンをかざすとAR=拡張現実の技術によって住居が復元された様子を確認することができます。
また盛り土遺構の海を眺められる場所ではVR=仮想現実の技術を活用し、朝と昼、それに夜と時間ごとに移り変わる遺構の様子が360度にわたって楽しめます。
市は今年度末までに順次、コンテンツを追加していくほか、英語や中国語など多言語化にも取り組んでいくということです。
函館市文化財課の長谷山裕一課長は「遺跡を訪れた人はデジタルコンテンツもぜひ楽しんでほしい」と話していました。