「振り子式」特急車両 定期運行終了へJR北海道が初めて導入

車体を傾けることで高速でもカーブを走行できる「振り子式」の特急として、JR北海道が初めて導入した車両、「キハ281系」がことし9月で定期運行を終了することになりました。

ことし9月いっぱいで定期運行を終了するのは、JR北海道の車両、「キハ281系」です。
この車両は、1994年、札幌と函館を結ぶ特急「スーパー北斗」に採用されました。
車体を傾けることで高速でもカーブを走行できる、「振り子式」の技術をJR北海道として初めて取り入れました。
最高速度が時速130キロにアップしたことで、札幌と函館の所要時間が最速3時間29分から2時間59分に短縮され、当時、高速化を目指していたJR北海道の象徴とも言える存在でした。
しかし、2011年の石勝線の脱線火災事故を受けて、JRが最高速度を10キロ落としたため、「振り子式」の機能を十分発揮できなくなり、順次、別の車両への置き換えが進んでいました。
JRは定期運行を終えたあと、「これまで利用してきた人たちへの感謝」として、10月22日と23日の2日間、特別運行を行うことにしています。
このほか、札幌、旭川と網走を結ぶ特急などに使われてきた「キハ183系」も来年の春までに運行を終了するということです。