学生たちが起業のアイデアを練るイベント 札幌で開催

起業に関心がある北海道大学などの学生たちが、東京や道内の経営者とともに新たなビジネスのアイデアを練るイベントが札幌市で開かれ、夜通しで議論が行われました。

このイベントは、北海道発の新たなビジネス、いわゆるスタートアップを増やそうと、東京の団体が道とともに2日から3日にかけて札幌市で開催したもので、北海道大学など道内6つの大学から18歳から25歳までの大学生や大学院生、32人が参加しました。
イベントでは、学生たちがひとりずつ、自身のアイデアをもとに投資家からの資金調達を見込めるくらいの新たなビジネスの計画をつくることを目指し、まとまるまで帰宅できないルールで行われました。
学生たちは、はじめに、自分の夢や関心のある社会課題を50個ずつ書き出したあと、その課題を解決できる技術や、想定される収益などをまとめていきました。
イベントでは、道内の経営者や投資家たちが助言にあたり、技術が完成してから起業を目指すのではなく、まず資金調達を試みて、需要があれば開発を急ぐというスピード感が大切だと話していました。
学生たちからは、農業や量子技術などのビジネスのアイデアを出ていましたが、イベント開始翌日の3日午前5時までにビジネスの計画をまとめることができたのは3人にとどまりました。
北海道大学修士1年の学生は「学問とスタートアップのギャップを感じ勉強になった。常に自分のアイデアを説明できるようにしつつ、研究を頑張りたい」と話していました。
民間のまとめによりますと、去年、道内のスタートアップの資金調達額は全国の都道府県で7位で、イベントを開いた「スタートアップスタジオ協会」の佐々木喜徳代表理事は「北海道は東京に比べても社会課題が身近に存在する課題先進地で、起業に適している。失敗を恐れず、挑戦する人が増えてほしい」と話していました。