新型出生前検査 道南では市立函館病院が地域の基幹施設と認定

妊婦の血液を分析して胎児の染色体の異常を調べるいわゆる「新型出生前検査」。道南では市立函館病院が日本医学会の運営委員会から地域の基幹施設として認定を受け今月から運用が始まることになりました。

「NIPT」=いわゆる「新型出生前検査」は妊婦の血液を分析して胎児の染色体に異常があるかを調べる検査ですが日本医学会の認定を受けずに検査を行う医療機関が増えたことなどから国や専門学会などで作る運営委員会が新たな指針を定め、道南では市立函館病院が地域の基幹施設として認定を受けました。
新たな指針では豊富な経験を持つ産婦人科と小児科の医師が常勤していることや遺伝に関する専門外来が設置されていることなどが要件となっていて、市立函館病院では遺伝の専門医がカウンセリングを行うなどしながら今月上旬から「NIPT」を始めることにしています。
また、これまで検査の対象は原則35歳以上とされていましたが、新たな指針では、カウンセリングを受けた上で不安が解消されない場合には35歳未満でも受けることができるようになりました。
市立函館病院産婦人科の浅野拓也医師は「出産前に心配や不安を抱くことは当たり前ですので、必要があれば遺伝カウンセリングを受けていただき、検査が本当に必要なのかなどしっかり理解して判断してほしい」と述べたうえで、「当院が中心となり、地域の医師と情報共有しながら必要な医療を提供できるよう体制を整えたい」と話しています。