【70MAP えりも町編】“えりも短角牛”守る生産者

えりも町で特産の肉牛として多くの生産者によって飼育されてきた「えりも短角牛」は、生産者が減ったいま地元の特産品を守ろうという牧場の経営者とその家族の手で育てられています。

えりも短角牛は、寒さや強い風など厳しい環境でもたくましく育つのが特徴で、その肉は脂肪分が少ない赤身が中心でヘルシーな牛肉としても流通しています。
かつては数十人の生産者がえりも岬に近い牧草地に放牧するなどしてえりも短角牛を育て、最盛期には1000頭を超える繁殖牛が飼育されていたといいます。
しかし、価格の安い外国産の牛肉や霜降りが特徴の黒毛和牛の人気に押されるなどしてしだいに生産者は減少し、今ではえりも短角牛を育てる牧場は1軒だけになりました。
その1軒だけとなった牧場を経営する高橋祐之さんは、45年間えりも短角牛の生産を続け、いまも息子たち家族と力を合わせながら毎日牛の世話にあたっています。
高橋さんは「時代とともに大きな変化が起きてえりも短角牛を育てているのがうちだけになったのは非常に残念です。しかし、だからこそ頑張って地元の特産品を守っていきたいと思います」と話していました。