観光船沈没事故で1管本部長“不明者の捜索と捜査に全力”

第1管区海上保安本部の飯塚秋成本部長が30日、記者団の取材に応じ、ことし4月に知床半島沖で起きた観光船の沈没事故について捜索と捜査に全力を挙げる考えを示しました。

ことし4月に知床半島の沖合で乗客・乗員26人を乗せた観光船「KAZU 1」が沈没した事故は、乗客14人が死亡し発生から2か月以上たった今も12人の行方がわからないままです。
第1管区海上保安本部の飯塚秋成本部長は30日、記者団の取材に応じ、「捜索の継続を望むご家族のご意向も踏まえ、巡視船や航空機による捜索を継続するとともに、業務上過失致死の容疑で所要の捜査を実施していく」と述べて、行方不明者の捜索と原因究明に向けた捜査に全力を挙げる考えを示しました。
また、北方領土の国後島で見つかった2人の遺体のDNA鑑定で、行方不明になっている乗客・乗員のDNAの資料と一致したとロシア側から連絡があったことについて、「引き続き、海上保安庁が外務省と連携し早期の引き渡しの実現に向けて調整を進めている」と述べました。
さらに、今後、海難事故が起きた際の救助態勢については、「潜水士を乗せた大型巡視船を配備するなど、態勢の確保を図ることで万全を期したい」と述べ、事故に速やかに対応するため態勢を見直す考えを示しました。