大雨被害の現場で復旧に向けた動き 旭川では 道南では

28日からの大雨はおさまりました。川があふれるなどした現場では、復旧に向けた工事などが始まりました。

【旭川 ペーパン川では】
29日の朝、旭川市郊外を流れるペーパン川の早苗橋付近で堤防が崩れてあふれた水が周辺の農地に広がり、2世帯6人が暮らす住宅2棟が床上まで水につかりました。
6人は消防に救助され、けがはありませんでした。
早苗橋周辺では北海道開発局が進めていた排水作業が30日朝終わり、崩れた場所に土のうを積むなどして復旧に向けた工事が始まりました。
一方、浸水被害を受けた柏木則行さんは、30日、農業用ハウスの中に流れ込んだ流木を運び出すなどして片づけに追われていました。
柏木さんは、水がひいた畑を見て、「本当にショックでした。これからどうすればいいのか分かりません。ここで安心して暮らしていきたいです」と話していました。
ペーパン川では、早苗橋の上流にある喜楽橋付近でも、浸水被害を防ぐ河川改修工事のために打ち込まれた矢板を越えるなどして水が畑に流れ込み、1ヘクタールほどが浸水していて、復旧工事が進められています。

【道南では】
八雲町熊石鮎川町の国道229号線では、29日の大雨で山の斜面が高さ10メートル、幅10メートルにわたって崩れ、土砂や樹木が道路をふさいで通行止めになりました。
30日は道路を管理する函館開発建設部の担当者などが朝6時ごろから現地で被害状況を確認し、重機などを使用して土砂を取り除く復旧作業を行い、午後3時に通行止めは解除になりました。
このほか農業への被害も出ています。
厚沢部町では農地が冠水し、作物の生育への影響が懸念されています。
被害にあったコメ農家の男性は、「ふだんに比べると水の量が多すぎます。水が引かないと根が死んだりすることもあるので、今は水が引くのを待ちたいです」と話していました。
農地が冠水するなどの被害は、道南ではこのほかにも江差町や乙部町、今金町などでも報告されていて、自治体は被害状況の調査を進めています。