新型コロナ 北海道内で712人感染確認 1人死亡
29日、道内では新たに712人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。新規感染者数は46日連続で前の週の同じ曜日を下回り、減少傾向が続いています。
新たに感染が確認されたのは、札幌市で271人、石狩地方で91人、旭川市で58人、オホーツク地方で48人、胆振地方で46人、函館市で38人、十勝地方で37人、小樽市で21人、上川地方で19人、空知地方と日高地方でそれぞれ17人、釧路地方で15人、渡島地方で10人、宗谷地方で7人、桧山地方で5人、後志地方と根室地方でそれぞれ4人、留萌地方で1人、道が「その他」と発表した3人の、あわせて712人です。
また札幌市はこれまでに感染が確認されていた人のうち60代の男性1人が28日亡くなったと発表しました。
新規感染者数は前の週の同じ曜日と比べて11人減りました。
46日連続で前の週の同じ曜日を下回り、減少傾向が続いています。
道などによりますと、症状は調査中の2人を除き4人が中等症で、そのほかはいずれも軽症か無症状だということです。
また全体の半数以上にあたる394人は感染経路が分かっていないということです。
検査数は5307件でした。
これで道内の感染者は、札幌市ののべ18万6852人を含むのべ38万1115人、亡くなった人は2096人となっています。
【クラスターの情報】
小樽市は市内の高齢者グループホームで新たにクラスターが確認されたと発表しました。
感染が確認されたのは、入居者4人と職員4人のあわせて8人だということです。
【指標でみる道内感染状況】
28日時点の道内の感染状況について、新型コロナウイルス対策を検討するためのレベル分類の指標に基づいて見ていきます。
《全道》
全道では▼病床使用率が8%、▼重症者の病床使用率は1.4%、▼人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は76.9人、▼人口10万人あたりの療養者数は98.7人となっています。
《札幌市》
札幌市では▼病床使用率が10%、▼重症者の病床使用率は0%、▼人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は86.1人、▼人口10万人あたりの療養者数は101.6人となっています。
《札幌市を除く地域》
札幌市を除く地域では▼病床使用率が7%、▼重症者の病床使用率は2.2%、▼人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は71.5人、▼人口10万人あたりの療養者数は97人となっています。
《まとめ》
▼人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数、▼人口10万人あたりの療養者数は、いずれも引き続きレベル「2」の指標を超えています。
一方、▼病床使用率はいずれも20%を下回り、レベル「1」の水準になっています。
▼人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は、前の週と比べて、▽全道で0.81倍、▽札幌市で0.80倍、▽札幌市を除く地域で0.82倍と、いずれも1倍を下回り減少しています。
《その他》
▼人口10万人あたりの療養者数は、道内を6つに分けた医療圏ごとに見ますと、道南圏が128.9人、オホーツク圏が121.3人とほかの地域に比べて高くなっています。