街頭演説“やじ”訴訟 道が2審で当時の動画を証拠提出へ

3年前、札幌市で街頭演説にやじを飛ばして警察官によって離れた場所に移動させられた男女2人が賠償を求めた裁判で、被告の道が今後開かれる2審の裁判に当時、撮影された動画を新たな証拠として提出する予定であることが分かりました。

札幌市に住む男女2人は3年前、街頭演説をしていた当時の安倍総理大臣にやじを飛ばすなどした際、警察官によって離れた場所に移動させられ精神的苦痛を受けたとして道に賠償を求めています。
1審の札幌地方裁判所はことし3月、原告側の訴えを認めて合わせて88万円の賠償を命じましたが、被告が控訴したため今後、2審の裁判で争われます。
関係者によりますと、被告の道は2審の裁判で当時、警察官が撮影した動画を新たな証拠として提出する予定だということです。
動画には警察官が介入する直前、やじを飛ばす原告の男性を自民党の関係者が手で2回押す様子などが写っているということで、被告側は警察官が原告らを移動させたのは危険な事態になり急を要していたためだと主張するものとみられます。
これについて、原告側の代理人は「警察官が移動させるべきだったのは手で押した自民党関係者の方だ。2審でも訴えが認められるよう主張を続けていく」としています。