【解説】参議院選挙 北海道の戦い 3議席めぐり与野党は

18日間の選挙戦。そのポイントは、与野党ともに「身内もライバル」という点です。
自民党は今回2人を擁立しました。
3年前は2議席を獲得していますが、6年前は1人しか当選しませんでした。
このときは1人は65万票をとってトップ当選でしたが、もう1人は48万票で落選し、党幹部からは「票をバランスよく配分していれば2人当選が可能だった」という声が出ていました。
同じ轍を踏まないよう、今回、党は新人の船橋さんを「重点候補」と位置づけ、業界団体などの組織票を寄せるよう呼びかけています。
一方、現職の長谷川さんの陣営からは票を引き剥がされることへの警戒感も出ていて、思惑通りにいくかは見通せません。
一方の野党側。立憲民主党も2議席の確保を目指しています。
現職の徳永さんは知名度を生かして無党派層にアプローチするとともに連合の推薦を受けて、組織的な運動をしています。
一方、新人の石川さんは連合の推薦は受けていませんが、地元・十勝など一部の組合から支援を取り付け、労働組合の票が分散する形となっています。
党の支持率が伸び悩む中、2人が切磋琢磨することで、無党派層も含めた票の掘り起こしにつなげたい考えです。
自民党、立憲民主党ともに、他の党の候補者と争うだけでなく、身内どうしの票の奪い合いになりそうです。
国民民主党からは臼木さんが立候補しました。主に民間企業の労働組合が支援をしていて、連合の組織票がさらに分散します。
共産党からは畠山さんが立候補しました。比例代表との連動で票を掘り起こし、議席獲得を目指しています。
NHK党は新人3人を擁立しました。

NHKの最新の世論調査で、投票先を選ぶ際に最も重視することを6つの政策課題をあげて尋ねたところ、「経済対策」が42%で、「外交・安全保障」17%、「社会保障」15%、「新型コロナ対策」7%、「エネルギー・環境」5%、「憲法改正」5%を大きく上回っています。有権者の関心は円安や物価高騰への対応に集まっています。
飼料やエネルギー価格の高騰は農業や漁業など道内の基幹産業を直撃しています。
一方、ロシアによるウクライナ侵攻は北方領土問題や漁業交渉などにも影響し、まさに北海道が直面する課題です。
各党・各候補者がこうした課題への対策を打ち出し、活発な論戦が行われることが求められています。