札幌の民間車検場が速度計検査せず証明書 事業者指定取消

車検で2年間にわたってスピードメーターを検査せずに保安基準を満たしているという証明書を発行したとして、北海道運輸局は、札幌市の事業者に対し、車検を行うことができる指定を取り消すなどの行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは、札幌市の民間車検場「小林自動車」です。
北海道運輸局によりますと、この事業者はおととし3月からことし3月までの2年間、車検の際、スピードメーターを検査していないにもかかわらず、保安基準を満たしていたことを証明する「基準適合証」を交付していたということです。
ことし3月に行われた運輸局の監査で発覚し、2年間で車検を行った787台のうち、272台で不正を行っていました。
事業者は運輸局に対し、不正を行った理由について、設備を使うのが煩雑だったほか、検査にあたる担当者が不足していたと説明しているということです。
このため運輸局は、この事業者について、車検を行うことができる「指定自動車整備事業」の指定を取り消すとともに、不正に関わった自動車検査員1人に解任命令を出す行政処分を行いました。