稚内市長 “抜海駅の存続は困難”廃止受け入れの考え

稚内市が維持管理費を負担する形で存続させたJR宗谷線の抜海駅について、稚内市の市長は21日の市議会で「断腸の思いだが駅の存続は難しい」と述べ廃止を受け入れる考えを示しました。

“最北の無人駅”として親しまれているJR宗谷線の抜海駅は、JRが廃止の意向を示したのに対して稚内市は去年4月、年間およそ100万円の維持管理費を負担する形で存続させました。
しかしその後も利用者数は回復せず、稚内市は今月維持管理費を来年度は負担しない方針を地域の住民に伝えました。
こうしたなか稚内市の工藤広市長は21日の市議会で「断腸の思いだが利用者数が変わらない中で駅の存続は難しい。地域の足を守るという点から鉄道よりも乗り合いタクシーやスクールバスを活用したほうが利便性が高いと判断している」と述べ抜海駅の廃止を受け入れる考えを示しました。
その上で「持続可能な交通体系を時代に合わせて新しく作っていくことが必要だ」と述べました。
稚内市は今後、説明会を開くなどして地域住民に理解を求めることにしています。