観光船沈没で被害者弁護団が発足

知床半島沖で起きた観光船の沈没事故で、乗客の家族を支援する弁護団が発足しました。
今後、運航会社側への損害賠償の請求など、法的な手続きの支援を行うことにしています。

「知床観光船事件被害者弁護団」は、北海道弁護士会連合会などが、5月に乗客の家族を対象に開いた法律に関する説明会などで、支援を求める声が多く寄せられたことを受けて発足しました。
6月14日現在で、札幌と釧路の弁護士会から、あわせて27人が参加し、今後、家族からの要望に応じて法的な支援を行うことにしています。
具体的には、法律相談や、会社側への損害賠償請求、それに事件捜査についての情報収集などを行うほか、説明会の開催も検討しているということです。
弁護団は、「家族に寄り添ってさまざまな法的な課題の支援を行い、少しでも苦しみを軽減できるように努めたい」としています。