千歳市の自動車部品会社 新たに安平町でワイン事業展開へ

千歳市に本社がある自動車部品会社が、胆振の安平町で新たにワイン事業を展開することになり、19日、町と連携協定を結びました。

安平町で行われた協定の締結式では、千歳市の自動車部品会社「ダイナックス」の伊藤和弘社長と安平町の及川秀一郎町長が協定書に署名しました。
協定には、会社が安平町でワインの生産などを進めるなか、町は特産品としてPRし、食の観光振興に力を入れていくことなどが盛り込まれています。
また、町内の農地では、ぶどうの苗木の記念植樹が行われました。
会社によりますと、去年からワイン用ぶどうの試験栽培を始め、ことしは2ヘクタールの土地に15品種、およそ3000本の苗木を植えたということです。
3年後にはおよそ2万8000本を栽培し、町内にワイナリーの開設も目指すとしています。
会社は、ワイン事業に進出したねらいについて、自動車業界では世界的にEV=電気自動車の普及が進むなか、主力製品の部品の需要が減少する状況を見据えて、事業を多角化し、人材を確保するためだとしています。
ダイナックスの伊藤社長は「いろんなビジネスがあると従業員の安心につながる。ワインが安平町の特産になることを目指している」と話していました。
安平町の及川町長は「町はチーズ製造の発祥の地として有名だが、ワイナリーができることで観光の面で効果が期待できる」と話していました。