胆振東部地震の土砂崩れ 斜面に含まれた「多くの水」が要因か

4年前の胆振東部地震で起きた森林の大規模な土砂崩れについて、北海道大学大学院の研究グループは、とくに谷近くの斜面には常に多くの水が含まれていたため、いつ大地震があっても崩れやすい状態だったとする研究結果をまとめました。

胆振東部地震では、厚真町、安平町、むかわ町の森林で大規模な土砂崩れが起き、およそ4300ヘクタールで被害が出ました。
北海道大学大学院の研究グループは、土砂崩れの要因を解明しようと4か所の現場の土壌を調べ、当時の状況を分析しました。
その結果、とくに谷近くの斜面には地形の特性から常に多くの水が含まれ、土壌が風化していたこともわかったということで、地震の直前に降った台風による大雨がなかったとしても、大地震があれば斜面は崩れやすい状態だったと指摘しています。
研究グループの北海道大学大学院の桂真也助教は「土砂崩れは大雨の直後だけでなく、常に危険性があると認識することが必要だ」と話しています。