安全操業のホッケ漁 16日解禁日の国後島周辺の操業見送りへ

日ロ両政府の協定に基づき北方領土周辺で行ういわゆる「安全操業」のホッケ漁について、地元の漁業者はロシア当局の警備が厳しくなっていることなどを受けて、16日の解禁日は国後島周辺での漁を見送ることを決めました。

北方領土の周辺海域では平成10年に結ばれた日ロ両政府の協定に基づき、期間や漁獲枠を決めて漁が行われていて、このうち国後島周辺でのホッケ刺し網漁は16日が解禁日となっています。
ただ漁業関係者によりますと、最近、国後島との間のいわゆる中間ライン付近にロシアの警備艇の姿が確認されているということです。
近年、ロシア当局による立ち入り検査の回数が増加していることから、このままでは操業に支障が出かねないとして、出漁予定の14隻は16日の解禁日の安全操業を見送ることになりました。
しばらくは羅臼側で漁を行い、状況をみながら国後島周辺での操業に切り替えることにしています。
羅臼漁協で開かれた会議で萬屋昭洋組合長は「ロシア側の対応が厳しくなり、大変不安だと思います。状況の改善を国に働き掛けていきたい」と述べました。