JR保線車両の制御不能走行問題で運輸局が現地調査

JR北海道の保線作業の車両が制御できない状態のまま走行した問題で、北海道運輸局は10日現地調査を行いました。

今月7日の夜、道南の七飯町のJR函館線で線路の砂利を補充する作業に向かっていた保線車両が、大沼駅と仁山駅の間の下り坂で制御が利かなくなり、およそ7キロにわたって走り続けました。
国土交通省はこれまでのところ「重大インシデント」とは認定していませんが、原因究明の必要があるとして北海道運輸局の担当者が10日、現地調査を行いました。
担当者らはまず保線作業を行っていた大沼保線管理室を訪れ、JR北海道の社員から当時の状況などについて聞き取りを行いました。
このあと担当者らは不具合を起こした車両が留め置かれている七飯駅近くに移動し、車両の側面や下部などを確認したり写真を撮ったりしていました。
当時、保線車両は▼運転士が乗る「モーターカー」と▼砂利を散布する作業用の車両2両が連結して走っていて、このうち作業用の車両のブレーキが利かなくなったとみられることがJRの調べでわかっています。
今回、調査にあたった北海道運輸局鉄道部技術・防災課の飯原等課長は「調査した内容を精査し、JR北海道に対して原因究明と再発防止対策の徹底を求めていきたい」と話していました。