樺太の暮らし伝える最後の展示展

ロシア極東のサハリン、もとの樺太に住み、ソビエト軍の侵攻によって引き揚げてきた人たちで作る団体が、当時の暮らしの様子などを伝える展示展を札幌市で開いています。

展示展は「全国樺太連盟」が全国で開いてきましたが、会員の高齢化などで来月解散するため、団体としては最後の開催になります。
札幌市の会場には日本が統治していたもとの樺太で漁業や林業で生計を立てていた人々の写真や、引き揚げの際に持ち帰った家財道具などおよそ550点が展示されています。
会場では当時の島の地図を前に、生まれ故郷を指差しながら家族と話す人の姿も見られました。
当時の真岡に住んでいたという80代の男性は「小さい頃に住んでいた場所を確かめることができるかもしれないと期待して来ました」と話していました。
80代の女性は「樺太の歌の歌詞があったので、歌いました。今でも覚えていて、昔のことを思い出しました」と話していました。
全国樺太連盟の岩崎守男理事は「歴史は恨むものではなく学ぶものです。自分たちの手でやれるのは最後ですが、これからもこの資料が歴史を伝えてくれると思います」と話していました。
展示展は「サッポロファクトリー」の「アトリウム」地下1階で今月21日まで開かれています。