北方領土返還訴え 根室で集会

根室市で2日、北方領土返還を訴える集会が開かれました。北方領土交渉の具体的な進展がみられない中、参加者からは「集会を通じて返還を願う根室の熱気を伝えたい」という切実な声が出ていました。

2日の集会は検温や手の消毒など新型コロナウイルスの感染対策がとられ、元島民とその子どもや孫などおよそ570人が参加しました。
まず、根室市の石垣雅敏市長が「北方領土問題を具体的かつ現実的に前進させることを政府に強く望むためにも、根室市民の思いを結集させることが重要だ」とあいさつしました。
続いて、歯舞群島出身の河田隆志さんが「何としてもふるさとが返るよう国民に強く訴え、返還を実現させなければならない」と述べたあと、参加者で「島を返せ」とシュプレヒコールを上げました。
日本とロシアの北方領土交渉は、去年の9月以降、直接の首脳会談が行われておらず、具体的な進展はみられていません。
集会に参加した元島民などでつくる千島歯舞諸島居住者連盟の宮谷内亮一根室支部長は「領土返還運動の原点の地の熱気が世論の啓発につながって欲しい」と話していました。