地元自慢 / 卵で千歳バーガー

ニワトリの卵の生産が盛んな千歳市では、卵を使ったご当地グルメ「千歳バーガー」で街を元気にしようという動きが出ています。
札幌放送局の二株麻依リポーターが取材しました。

【バリエーション豊富!千歳バーガー】
「千歳バーガー」は市内18の店で販売されています。地元で生産された卵を使うことが唯一の条件です。
千歳駅からほど近い菓子店では、ハンバーグの上に目玉焼きをのせ、ビーフシチューのソースと合わせてパンに挟んでいます。
レストランでは、スクランブルエッグとロースカツをピザの生地で挟んで提供しています。
たい焼き店で出しているバーガーはたい焼きの形をしていますが、
あんこを挟むバンズの生地に卵が練り込まれています。
ジェラート屋さんのバーガーは、卵で作るカスタードのアイスにブルーベリーのジェラートが、「ビスキュイ」と呼ばれる卵を使った生地に挟まれています。
支笏湖の近くの温泉旅館のレストランが出すバーガーは、バンズから大きくはみ出すだし巻き卵に、タマネギと支笏湖のヒメマスの天ぷらなども挟んでいます。
現在、千歳バーガーを販売しているのは18店舗で、それぞれの店の工夫が詰まっています。深川市から家族で訪れた50代の女性は「卵とヒメマスが合っています。だしもきいているし、ふわふわで、すごくおいしいです」と話していました。

【ビールメーカーが開発】
「千歳バーガー」は6年前、市内に工場を置くビールメーカーが、地域の人に親しまれるご当地グルメの開発に乗り出して生まれました。メーカーが注目したのはニワトリの卵、千歳市は卵を採るためのニワトリの数が道内で最も多いんです。卵を使った料理はいろいろありますが、店ごとにオリジナリティーが出しやすいことや、ビールを片手に食べられるということなどからハンバーガーを開発したということです。
キリンビール北海道千歳工場の千葉令奈さんは「千歳の卵はコクがあっておいしいところが一番の魅力だと思います。食と食をつないで千歳の街を皆さんで盛り上げていきたいです」と話していました。
「千歳バーガー」は小学校の食育の授業でも活用されています。児童が自分たちでハンバーガーを作る授業です。パンはあらかじめ用意されていて、肉を焼いたり卵を調理したりしてはさむものを作っていきます。地産地消のメリットを学ぶそうです。

【SNSを通じて広く発信】
「千歳バーガー」を地域の外に向けて発信しようという取り組みが始まっています。「インスタグラムキャンペーン」です。店で買ったバーガーを撮影し、「#千歳バーガー2020」というハッシュタグをつけてインスタグラムに投稿すると、参加店舗で使えるクーポンが抽せんで当たります。
千歳バーガー協議会の加藤寛志会長は「卵を通じて千歳の魅力にいろんな人が気づいてくれて千歳がほんとうにいい街だと思ってもらえたらうれしいです」と話していました。

「インスタグラムキャンペーン」は9月末まで行われています。
ことしは新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、店に行くことが厳しいという人向けに、自分で千歳バーガーを作って参加することもできるようになりました。
千歳市自慢の「千歳バーガー」をぜひ楽しんで下さい。