うつ病再発労災訴訟の初弁論

帯広市の調理師の男性が長時間労働でうつ病を再発させたのに、認定基準が厳しいために労災と認められなかったのは不当だと訴えた裁判が31日から札幌地方裁判所で始まり、被告の国は訴えを退けるよう求めました。

帯広市に住む44歳の調理師の男性はおととし、長時間労働でうつ病を再発させたのに労災が認められなかったのは、症状を悪化させた場合の認定基準が厳しく定められているためで不当だとして、国に労災と認めるよう求めています。
31日、札幌地裁で1回目の口頭弁論が開かれ、原告の男性は「健常者であれば労災が認められるほどの長時間労働をしていたのに、病人だから労災が認められないというのは逆さまの話だ。これでは病気になった人は二度と社会に復帰できなくなってしまう」と意見を述べました。
一方、被告の国は訴えを退けるよう求め、詳しい主張は今後の裁判で明らかにする考えを示しました。
原告の男性は閉廷後の会見で「裁判所には労災の認定基準を定めた法律の改正を求めたい」と話していました。