「松前城」天守 木造で復元へ

道南の松前町は、国の史跡「松前城」を江戸時代末期に建築された当時と同じく木造で復元することを決めました。

「松前城」は、江戸時代末期に北方警備の拠点として建築された城郭で国の史跡に指定されているほか、桜の名所としても知られ、毎年およそ4万人が訪れる観光スポットです。
昭和24年に木造の天守が火事で焼失し、昭和35年にコンクリートで復元されましたが、耐震性の不足が指摘され、町は耐震補強を行うか、天守を再び復元するか検討してきました。
町民へのアンケート調査では、7割が江戸時代末期に建築された当時と同じく木造で復元することを望んだということです。
町の試算では、事業費はおよそ30億円に上り、コンクリートによる耐震補強より費用はかかる見込みですが、町はアンケートの結果などを踏まえ、木造で復元することを決め、整備計画を再来年度中(2020年度)にとりまとめることにしています。
さらに史跡の整備には、国の承認が必要で、町は今後、文化庁に審査を求めることにしています。
松前町は「国の補助金も活用して木造での復元を進め、地域の住民に愛され、多くの観光客が訪れる場所にしていきたい」と話しています。