沿岸での木造船確認 過去最多に

道内の沿岸で去年確認された木造船は漂流、漂着合わせて71件と過去最も多かったことが分かりました。
第1管区海上保安本部は北朝鮮の漁船とみられる木造船の操業範囲が広がり北海道周辺の海域まで北上してきていることなどが増加の背景にあるとみています。

第1管区海上保安本部によりますと、去年、国内の沿岸で確認された木造船の漂流や漂着の件数は225件と過去で最も多くなりました。
このうち道内の沿岸では全国の件数の3割近くにあたる71件が確認され過去最も多かったことが分かりました。
おととしは船内に生存者や遺体が見つかるケースが相次ぎましたが、去年は小樽港の沖合で確認された木造船の中から1人の遺体が見つかった1件のみでした。
木造船にはハングルが書かれていて船の構造などから北朝鮮の漁船であるとみられています。
こうしたことから海上保安本部は▼北朝鮮の漁船とみられる木造船の操業範囲が広がり北海道周辺の海域までやってきて漁を行っていることや▼去年の夏に日本海上を通過する台風が相次ぎしけで船が漂流したとみています。
第1海上保安本部は「関係機関と連携して情報収集を行い、沿岸部の警戒を強めていく」と話しています。