◆第61回
「エミー賞」 受賞 !!
〜 世界初、ハイビジョンカメラ「オートフォーカス」の開発で技術部門賞 〜
(平成21年8月24日)
○ NHKはフジノン株式会社と共同で、米国テレビ芸術科学アカデミー(The Academy
of Television Arts & Sciences)から、今年の技術部門でエミー賞を受賞しました。
○ 「エミー賞」は、1948年「米国テレビ芸術科学アカデミー」によって設立されたものであり、テレビ技術や放送業界の発展に寄与し、貢献の高かった企業・団体や個人に対して授与される放送業界でもっとも権威のある賞です。授賞式は8月22日夜(現地時間)、米・ロスアンゼルスのルネサンスホテルにおいて開催されました。
○ 今回の受賞理由は、ハイビジョンカメラのオートフォーカスシステムの開発です。現在、デジタルハイビジョン放送の世界的な普及とともに、テレビが大型化しています。現行のアナログ放送では認識されない程度のフォーカスの微妙な違いがピンボケとなって現れてしまい、ハイビジョンカメラのオートフォーカスシステムの開発が求められていました。今回受賞したシステムは、世界に先駆けて実用化した高度な技術が高く評価されました。
○ NHKが技術部門でエミー賞を受賞するのは、1998年に「ハイビジョン1/2インチデジタルVTR(D5-VTR)用信号圧縮装置の開発」で受賞以来、今回が3回目です。
○ NHKは今後も、放送技術の研究・開発に積極的に取り組み、完全デジタル時代における放送の進歩・発展に努めていきます。
授賞式でスピーチする NHK永井研二理事
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