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◆新しい携帯電話向けアプリケーションを開発
〜メタデータを活用してコンテンツを“読む”〜
(平成19年5月23日)


○ NHKと(株)インデックスは、メタデータを用いた番組検索やダイジェスト視聴に加え、視聴そのものにメタデータを活用して、いつでも、どこでも、番組コンテンツを快適に楽しむことのできる新しい携帯電話向けの視聴用アプリケーションを開発します。

○ 通勤、通学の途中や車中など、隙間(ニッチ)の時間帯に屋外で携帯電話を用いてコンテンツを視聴する場合、長時間のコンテンツを限られた短い時間で見たい映像を、効率良く、能動的に視聴したいというニーズがあります。

○ 今回、開発を進めているシステムでは、字幕放送で用いる字幕テキストをメタデータとして有効に活用して、キーワードによる番組の検索や、自分が必要するシーンにピンポイントで素早くアクセスできる機能が実現できます。

○ 字幕をメタデータ化したテキストと、それに連動するサムネイル画像(各シーン)を合わせて表示することで、番組コンテンツを“読む”という、新しい視聴スタイルを楽しむことが可能となります。

○ また、検索や閲覧と連動して、気に入ったシーンを選択することで、その部分を動画として視聴できる機能も持っています。ストリーミングで視聴することで、テレビ番組のような長時間の動画を見ることができます。

○ 今後ともNHKは、番組や取材や制作で知り得た番組情報をさまざまな伝送路でお届けできる技術開発を積極的に進めていきます。

■参考イメージ
 メタデータを活用し、「検索する」「読む」「観る」を実現する携帯電話用アプリケーションを開発

今回開発するアプリケーションでは、以下の3つの機能の提供をめざします。

1)「検索する」 〜字幕をメタデータとして活用して、「番組内容を“検索する”」機能〜
 番組には字幕放送のためのキャプションが付加されているため、それをメタデータとして活用することにより、「番組名」や各種「キーワード」によって全番組の検索、あるいは番組内のピンポイントのシーン検索など、視聴者にとって欲しい情報を簡易に検索しアクセスすることが可能となります。

2)「読む」 〜シーンと連動する字幕テキストで、「静止画像のキャプションを“読む”」機能〜
 検索によって選択した番組には、字幕放送用のキャプションが付加されているため、各シーン(静止画像)と連動したキャプションを電子ブック(紙芝居)のように閲覧することができ、番組コンテンツを“読む”という、新しいスタイルを楽しむことが可能となります。

3)「観る」 〜気に入ったシーンを選択し、その「動画を“観る”」機能〜
 また、その中で気に入ったシーンを選択すれば、その部分を動画として視聴できます。ストリーミングで視聴することで、テレビ番組のような長時間の動画を視聴することが可能となります。さらに、携帯電話にダウンロードして、電波の届かないところでも視聴することができます。


 
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