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◆愛知万博まであと半年、スーパーハイビジョンの準備も順調
〜 CEATEC JAPAN 2004
で
すばらしさの一端を体感できます
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(平成16年9月28日)
○NHKは、将来の超高精細映像システム「スーパーハイビジョン」の研究・開発を進めています。このスーパーハイビジョンにより、来年の「愛・地球博」で、そのテーマである「自然の叡智」を題材とした作品を上映する予定です。現在、全国各地でスーパーハイビジョンならではの映像を撮影するなど、急ピッチに準備を進めているところです。
○BS・地上デジタル放送などを通じて楽しんでいただいているハイビジョンは、縦1080画素、横1920画素です。スーパーハイビジョンは、縦4320画素、横7680画素で、一画面あたり縦横ともハイビジョンの4倍、つまり16倍の情報量をもっています。
○スーパーハイビジョンは 超高精細映像のため、画面に近づいて、画面を見込む角度(画角)が約100度になっても、画素構造が気になりません。しかも、ゆったりと広がる大画面の迫力ある映像で、その場にいるような没入感や臨場感が得られます。
○スーパーハイビジョンの実現に向けては、撮像、表示、記録装置など多岐に渡り、多くのメーカーと共同で機器の開発を進めています。スーパーハイビジョンの上映には、プロジェクターを使用しています。現在、走査線 4000本級を単体で実現できるデバイスはありませんが、日本ビクター(株)の協力を得て、「4K-2K
D-ILAプロジェクター」を2機使用することでスーパーハイビジョンの映像を映し出しています。
○10月に開かれる「CEATEC JAPAN 2004」では、日本ビクターの会場で、スーパーハイビジョンのすばらしさの一端をご覧になれます。NHKは、世界の方々に最先端の技術を触れていただけるよう、来年の愛知万博に向けて準備を続けていきます。
1図 スーパーハイビジョン
2図 システムの全体構成
3図 映像メディアの解像度比較
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