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◆新しいハイビジョン方式変換器を開発
〜アテネオリンピックに向けて〜
(平成15年11月13日)
○ アテネオリンピックのハイビジョン国際共同制作映像は、1秒間の動画を構成する画像数(静止画の枚数)を50枚の方式で撮影されます。これを日本で放送するためには59.94枚の方式に変換する必要があります。
○ NHKは、(株)シバソクと共同で、動きのある映像をスムーズな動きのまま高画質に変換できる、動き補正機能を持った小型、軽量の50−59.94方式変換器を開発しました。
○ これまで、小型・軽量で動き補正機能のついたハイビジョンの毎秒画像数50枚の方式と59.94枚の方式を相互に変換できる変換器はなく、スポーツ番組のような動きの多い映像では、稀に正確な動き補正ができず、映像の一部がずれて不自然に見えることがありました。
○ 今回開発した変換器は、変換する映像の動きの特徴に応じて、映像の一部が不自然に見える現象を軽減する設定が可能で、よりスムーズで自然な変換を行うことができます。
○ この変換器は、2002年7月に同社と共同開発したPAL−ハイビジョン方式変換器に機能を追加したもので、50枚から59.94枚の変換、59.94枚から50枚への変換、さらにNTSC、PALとの変換も可能です。
○ 今後、アテネオリンピックでの使用はもちろん、方式の異なる国とのハイビジョン番組の交換など、積極的に活用していきます。
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新しいハイビジョン方式変換器 |
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<規格>
○サイズ |
:426(W)×88(H)×570(D)mm (2U) |
○重量 |
:15kg |
○消費電力 |
:290VA |
○入・出力 |
:HDTVシリアルデジタル信号(SDI)
エンベディットオーディオ信号:8チャンネル |
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