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◆ソルトレイク五輪のハイビジョン放送について
(平成13年10月4日)
○ソルトレイク五輪では、これまでのオリンピックで行ってきたNHK独自のハイビジョンによる競技中継ではなく、五輪のホスト放送機関(International
Sports Broadcasting/社長:Manolo Romero氏)と共同で、ハイビジョン機材を使用したNTSCの国際信号制作を展開しながらハイビジョン競技中継映像の制作を行います。
○NTSCで制作するオリンピックの国際信号制作用のカメラのうち、6台の主要なカメラにハイビジョンカメラを使用します。長野オリンピックでも一部景観を撮影するカメラなどをハイビジョンに置き換えたケースはありますが、主要カメラにハイビジョンカメラを使用することは今回がはじめてのことです。
○ハイビジョンによる競技映像を制作するのは、ジャンプ、スピードスケート、フィギュアスケート、アイスホッケーと開会式、閉会式です。ハイビジョンの競技映像はこのプロジェクトに経費を負担し参加を希望する放送局に対して配信することになっています。現時点ではアメリカ4大ネットワークのひとつNBCが参加を表明しています。
○競技中継は、米国内で3台の中継車、ベルギーから1台の中継車を確保して行います。制作要員は米国内で2チーム編成するほか、NHKからも2チーム派遣します。
○NHKの所有しているハイビジョンの無線伝送機材の提供も行います。
○NHKではこの中継映像とENGによる取材をあわせて、オリンピック期間中250時間程度のハイビジョンによるソルトレイク五輪の競技中継放送を行う予定です。
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