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◆九州・沖縄サミットデジタル放送実験における全国初のトランスモジュレーション方式を用いたケーブルテレビ伝送実験・公開
(平成12年7月6日)
○平成11年度末時点で、全世帯の約20%の方がケーブルテレビを利用して衛星放送を受信されていると推定されています。こうした方々は、このままでは本年12月1日から開始するBSデジタル放送を受信することができません。BSデジタル放送を普及させていくため、NHKではあまり負担をかけず、ケーブルテレビでもBSデジタル放送を受信できるよう、「パススルー方式」と「トランスモジュレーション方式」の2種類の方式を開発し、提案してまいりました*。
*)デジタル放送の伝送方式としては、この2つの方式の他「リマックス方式」があります。
○今回、NHKでは、そのなかの「トランスモジュレーション方式」による伝送実験と展示公開を福岡市と那覇市において日本で初めて行うことにしました。これは、福岡ケーブルビジョンおよび沖縄ケーブルネットワークの協力を得て行うもので、九州・沖縄サミットの「デジタル放送実験」の一環として行われることになっております。
○「トランスモジュレーション方式」は、BSデジタル放送をケーブルテレビ局が受信して、ケーブルテレビ用のデジタル伝送方式で家庭まで送ります。その他CSデジタル放送の番組なども、同じように別のチャンネルとして送ることも可能です。
ケーブルテレビに加入されている方は、STB(セットトップボックス:デジタル受信機)を取りつけてこの信号を受信することで、BSデジタル放送を直接電波で受信する方々と同様デジタルハイビジョンの映像・音声とデータ放送のサービスなどを受けることができます。この「トランスモジュレーション方式」に必要な機器は比較的低廉であるため、ケーブルテレビ施設側への導入が容易な方式です。
○メーカー各社では、「トランスモジュレーション方式」の機器の商品化を進めており、NHKでは今後とも、ケーブルテレビ事業者やメーカー各社と協力して、BSデジタル放送の普及に努めていきます。
1)名称
「トランスモジュレーション方式によるケーブルテレビ(福岡ケーブルビジョン、沖縄ケーブルネットワーク)でのBSデジタル放送伝送実験・受信公開」
2)伝送公開スケジュール
3)伝送公開場所と公開日時
7月 9日(日) 10時〜18時 NHK福岡放送局ロビー
7月17日(月)〜23日(日)10時〜18時 那覇市内パレットくもじ
7月17日(月)〜23日(日)10時〜18時 那覇空港ウェルカムプラザ
7月17日(月)〜23日(日)10時〜18時 NHK福岡放送局ロビー
〈参考地図〉
トランスモジュレーション方式ヘッドエンドの外観図
トランスモジュレーション方式STBの外観図
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