NHK WORLD

NHKワールド・ラジオ日本(1)

日本の中の多言語・多文化空間NHKワールド・ラジオ日本

放送開始から80年を迎えたラジオ国際放送。メディア環境の変化にともない、短波放送から中波、FM、衛星ラジオ、さらにはインターネットによる配信まで、様々な手段で世界に情報発信している。また国内に住む外国人向けに、ラジオ第2放送やスマートフォンアプリなどを通じて多言語サービスを提供している。

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NHKワールド・ラジオ日本

■サービス

  • 邦人向けおよび外国人向けラジオ国際放送

■メディア

短波、中波、FM、衛星ラジオで放送

■配信手段

  • ラジオ向け配信。NHKワールド・オンラインによるネット配信あり

■使用言語

  • 日本語、英語など18言語

■その他

  • 邦人向け日本語放送はNHKラジオ第1を国内と同時に放送するほか、国際放送独自の「ニュース」(1日3回)と「海外安全情報」を放送。外国人向け(17言語)では、ニュース(10~15分)と番組(15~30分)を各放送対象地域向けに1日2~6回放送

進化するラジオ国際放送

21世紀に入り「国際放送=短波放送」の時代は終わった。しかし衛星による広域ラジオ放送や海外の放送事業者と提携した中波・FM中継放送、さらにインターネットやSNSなど多様なメディアを活用することで、ラジオはまったく新しいメディアへと進化している。

ラジオの新たな可能性に挑戦

ラジオ日本でも、ビジネスのトレンドや最新の話題、地方の魅力などを伝える従来の番組に加え、世界の若者を魅了するポップカルチャーを紹介する「Japanese Pop Culture Magazine」や、世界中のカラオケファンをネットでつなぐ国際放送版のど自慢「We Love Japanese Songs!」など新たな企画に取り組んでいる。また、2011年に放送を開始した「Let’s Cook Japanese」では“ラジオで料理番組”という新ジャンルに挑戦。世界各地から「私も日本料理を作ってみました」という反響が届いている。

2015年度は、国際放送開始80年に合わせ「やさしい日本語」を一新。放送とインターネットを通じて、わかりやすいことはもちろん、より“ワクワクする”講座をめざす。また、日本を代表する美術品にまつわるエピソードを紹介する「物語で楽しむ日本の美」や、さまざまな分野で活躍する日本在住の外国人をラジオ日本のリポーターが直撃する「Making It in Japan」など新番組にも注目してほしい。

テレビでラジオを聞く
「見えるラジオ」でラジオ日本を聞くディアナ・サラメさん

「見えるラジオ」でラジオ日本を聞くディアナ・サラメさん

シリアの首都ダマスカスに住むディアナ・サラメさん。聞いているのは、ラジオ日本のアラビア語放送。それも自宅のテレビで聞いている! 衛星ラジオ放送「見えるラジオ」だ。音声とともに、文字や静止画像が紙芝居のようにテレビ画面に表示される。2011年3月、衛星放送の受信機がほぼ全世帯に普及している中東・北アフリカ向けに「見えるラジオ」の放送を始めたところ、それ以前はあまり反響がなかった湾岸諸国から多くの投書が届くようになった。

かつては短波放送だけだったラジオ日本も、今では海外の放送事業者と提携し、中波やFM、衛星でも放送している。こうした取り組みにより、世界各地で新たに約3億人が聴取可能になった。また、パソコンやスマートフォンで、海外のみならず日本国内でも聞くことができる。

番組制作の流れ~アラビア語放送の場合~

NHK放送センター本館6階にある制作フロア。職員50人あまりとともに、翻訳、アナウンス業務などを担当する約200人の外国人スタッフが働いている。わずか400㎡ほどのスペースに日本語と17の言語が飛び交う、NHK放送センターの中でも異色の制作現場だ。


1.企画・取材
1.企画・取材 担当ディレクターが考えた企画を、みずから録音機材を操作しながら取材する。時にはアラビア語でインタビューすることも。

担当ディレクターが考えた企画を、みずから録音機材を操作しながら取材する。時にはアラビア語でインタビューすることも。

2.台本作成(日本語)
2.台本作成(日本語) 録音素材を書き起こし、番組の構成を再検討。パソコンとにらめっこで台本を作成する。デスクのダメ出しで書き直すこともしばしば。

録音素材を書き起こし、番組の構成を再検討。パソコンとにらめっこで台本を作成する。デスクのダメ出しで書き直すこともしばしば。

3.翻訳:日本語→英語→アラビア語
3.翻訳:日本語→英語→アラビア語 英語に翻訳した台本を基に、外国人スタッフがアラビア語に翻訳。

英語に翻訳した台本を基に、外国人スタッフがアラビア語に翻訳。

4.読み合わせ
4.読み合わせ アナウンサーと担当ディレクターで読み合わせ。ストップウォッチを片手に、リスナーに分かりやすい翻訳になっているか、入念にチェック。

アナウンサーと担当ディレクターで読み合わせ。ストップウォッチを片手に、リスナーに分かりやすい翻訳になっているか、入念にチェック。

5.スタジオ収録
5.スタジオ収録 担当ディレクターがキュー(合図)を出しながら収録を進める。

担当ディレクターがキュー(合図)を出しながら収録を進める。

6.編集
6.編集 読み間違いやタイミングのずれは“編集マジック”で何事もなかったかのように…。

読み間違いやタイミングのずれは“編集マジック”で何事もなかったかのように…。

7.放送!
7.放送! DAF(デジタルオーディオファイル)に登録された番組は、自動制御でオンエア。

DAF(デジタルオーディオファイル)に登録された番組は、自動制御でオンエア。

8.ネット配信も!
8.ネット配信も! ウェブサイトやスマートフォンからも放送内容を聞くことができるよう、登録作業をしてようやく終了。

ウェブサイトやスマートフォンからも放送内容を聞くことができるよう、登録作業をしてようやく終了。

主な番組の紹介

ニュース
ニュース

外国人向け(17言語)は各言語1日1~6回放送。日本と世界の最新の動きを伝えるとともに、ニュースの背景や深層を「インサイト」で解説する。日本語はラジオ第1の定時ニュースを国内と同時に放送するほか、1日3回、国際放送独自のニュースを放送。

リスナーとともに
リスナーとともに

世界各地のリスナーから届いたメールやお便り、リクエスト曲を紹介。

やさしい日本語
やさしい日本語

初級日本語講座。2015年度にスタートする新シリーズでは、主人公アンナ(タイ人留学生、女性)の目を通して日本の習慣や文化を学ぶ。

テクノ&ビジネス
テクノ&ビジネス

日本の先端技術や最新のビジネストレンドを伝える。

Let's Cook Japanese
日本の家庭料理を作ろう
Let's Cook Japanese 日本の家庭料理を作ろう

日本の家庭料理の作り方や食材に関する豆知識などを紹介。豚肉や牛肉など、放送対象地域によって使えない場合は、代わりの材料を提案するなどの工夫も。

Welcome to Amazing Japan!
Welcome to Amazing Japan!

ラジオ日本の外国人リポーターが日本各地を訪ね、その土地の魅力を案内する。

読み聞かせ文学館
読み聞かせ文学館

日本文学の優れた短編作品から、中学・高校の国語教科書に掲載されているものを中心に、各言語に翻訳して朗読。

We Love Japanese Songs!
We Love Japanese Songs!

日本の歌を熱唱する世界のリスナーからの投稿動画を使った国際放送版「のど自慢」。テレビ番組としても放送。