NHKワールド・ラジオ日本

海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2019年7月17日更新

香港では、容疑者の身柄引き渡し条例の改正案をめぐり、若者たちと警察がショッピングモールで衝突して、多数のけが人が出る事態になり、依然、混乱収束の見通しは立っていません。

香港

香港では、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案に対する抗議活動が、この1か月あまり、断続的に続いています。

香港2

こうした中、7月14日には、香港の住宅街で、主催者発表で11万5000人が参加して、抗議活動が行われ、デモ行進のあと、若者と警察がショッピングモールの中で激しく衝突する事態となりました。
香港政府によりますと、この衝突で双方で合わせて28人がけがをし、このうち2人が重傷だということです。

香港3

これについて香港政府の行政長官は、「警察を攻撃する計画的な暴力行為が行われており、断じて許せない。彼らは暴徒だ」と述べて、暴力行為には厳正に対処する姿勢を強調しました。
一方、抗議活動に参加する若者たちの間では、警察に対する反発も強く、依然として混乱が収束する見通しは立っていません。

香港4

こうした状況に香港の日本総領事館では、香港に渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽報道などから最新の情報を入手する。
▽抗議活動が行われている地域一帯には近づかない。
▽交通機関を利用する場合は、運行状況を確認して、早めの行動を心がける。
香港の日本総領事館では、こうした注意を呼びかけています。

2019年7月16日更新

雨期に入っているインドでは、大雨で地盤が緩んだ影響で、山の斜面にあった飲食店と宿泊施設を兼ねた建物が崩れ14人が死亡するなど、15日までの3日間で50人が死亡しました。

インド

インド北部のヒマチャル・プラデシュ州で14日午後、山の斜面に建っていた、飲食店と宿泊施設を兼ねた4階建ての建物が崩れ、軍の兵士や市民などあわせて14人が死亡しました。
この建物は、大雨によって地盤がゆるんだ影響で、土台から一気に崩れたということです。
インドでは建設費用を抑えるため、基礎部分がもろい状態の違法な建物が多く、警察は、法律で必要とされる建物の強度を満たしていなかった可能性があるとみて、捜査しています。
インドはモンスーンと呼ばれる雨期に入っていて、ことしも6月末から7月はじめにかけて、西部の都市ムンバイやプネで大雨で建物が倒壊するなどして100人以上が死亡したほか、東部のビハール州や西ベンガル州で、降り続いた大雨によって洪水が発生するなど、15日までの3日間であわせて50人が死亡しています。
日本の外務省はインドなど雨季に入った地域に渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽報道などから最新の情報を入手する。
▽川の近くには近づかない。
▽飲料水や食料を備蓄し、避難場所を確認しておく。
こうした注意を呼びかけています。

中東・中央アジア

2019年7月18日更新

イラク北部のクルド人自治区にある飲食店で銃撃事件があり、店にいたトルコ総領事館の職員を含む2人が死亡しました。

イラク

イラク北部のクルド人自治区の中心都市アルビルで17日、男が飲食店に押し入って銃を発砲し、店にいた2人が死亡、1人がけがをしました。
トルコ外務省によりますと、死亡した2人のうち1人はアルビルにあるトルコ総領事館の職員だということです。
男はそのまま逃走し、治安当局が行方を追っています。

イラク2

国内に少数派のクルド人を抱えるトルコは、トルコからの独立を主張し現在イラク北部に拠点を持つクルド人武装組織を攻撃するため軍がたびたびイラク北部に越境しています。
12日からは地上部隊を送り込んでいますが、今回トルコ総領事館職員らが殺害された事件との関係はわかっていません。

イラク3

日本の外務省はイラクについて、地域によって「退避勧告」から「不要不急の渡航中止勧告」の危険情報を出すとともに、渡航や滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽最新の治安関連情報の入手に努める。
▽テロの標的になりやすい公共交通機関、政府関連施設、宗教施設、観光施設、レストランなどを訪れるときは、あらかじめ避難ルートを確認し、不審な状況や人物を察知したらすぐにその場を離れる。
日本の外務省では、こうした注意を呼びかけています。

イラク4

2019年7月9日更新

アフガニスタンでは、南東部にある政府の情報機関の近くで12人が死亡する爆発が起き、依然、治安の悪化に歯止めがかかっていません。

アフガニスタン

7月7日午前、アフガニスタン南東部のガズニ州にある政府の情報機関「国家保安局」の建物の近くで、爆発物を積んだ車が突然、爆発しました。
この爆発で、これまでに国家保安局の職員や市民合わせて12人が死亡し、子どもを含む100人以上がけがをしました。

アフガニスタン2

爆発のあと、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが、犯行を認める声明を出しました。
タリバンは、7月1日に首都カブールで起きたトラックを使った爆弾テロでも、犯行声明を出しています。

アフガニスタン3

こうしたテロは、タリバンが戦闘能力を誇示することで、アメリカ政府との和平協議での発言力を強めようというねらいがあるとみられ、依然、治安の悪化に歯止めがかかっていません。

アフガニスタン4

日本の外務省は、アフガニスタン全土に「退避勧告」の危険情報を出して、目的のいかんに関わらず渡航はやめるとともに、すでに滞在している人は、国外の安全な地域へ退避するように求めています。
ただ、首都カブールについては、真にやむを得ない事情で現地に滞在せざるを得ない場合は、政府機関などを通じて十分な安全対策をとるよう呼びかけています。

南北アメリカ

2019年7月15日更新

人気のテーマパークが集中し、多くの観光客が訪れるアメリカ・フロリダ州のオーランドで、ディズニー・ワールド・リゾートの従業員が猫に引っかかれて狂犬病に感染したことから、現地の保健当局は、この一帯に狂犬病警戒警報を出して、注意を呼びかけています。

アメリカ1

感染したのは、オーランドのディズニー・ワールド・リゾートの2人の従業員で、猫に引っかかれたため病院を受診したところ、狂犬病のウイルスが検出されました。

アメリカ2

さらにその周辺で捕獲された野良猫からも、狂犬病のウイルスが検出されました。
事態を憂慮したフロリダ保健省は、この一帯に7月9日から60日間の狂犬病警戒警報を発令しました。
警報の発令期間は、さらに伸びる可能性もあるとしています。
警戒の対象は野生動物全般ですが、特に犬と猫、アライグマとキツネ、それにコウモリには警戒するよう求めています。

アメリカ3

狂犬病は、ウイルスを持った動物にかまれたり、爪で引っかかれたりすることで感染する病気です。
発症すると呼吸が麻痺して、ほぼ100%が死亡するとされており、世界各地で毎年5万人以上が狂犬病で死亡しています。
その一方で、感染したあと素早くワクチンを接種すれば、発症を抑えることが出来るとされています。

アメリカ4

このためマイアミの日本総領事館などは、次のような注意を呼びかけています。
▽ディズニー・リゾート周辺に出かけるときには、野生動物に触らない。
▽万が一、動物にかまれる、引っかかれる、あるいは傷のあるところをなめられるなどしたときには、速やかに医療機関を受診する。
▽粘膜から感染する可能性があるので、傷口を口で吸い出さない。
▽感染から一か月も経った帰国後に発症して、手遅れになったケースもあるので、できるだけ早く医療機関に行く。
このような注意を呼びかけています。

アメリカ5

2019年7月12日更新

グアテマラでは例年、7月から8月にかけて、夏のボーナスを狙った犯罪が増え治安が悪化する傾向があるため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

グアテマラ

グアテマラなど中南米の国々では、7月が「BONO14」(ボーノ・カトルセ)と呼ばれる夏のボーナスの支給月です。

グアテマラ2

ボーナスの支給に伴い、グアテマラでは例年7月から8月にかけて、ボーナスそのものを狙った強盗事件が増えるほか、「マラス」と呼ばれる若者たちの凶悪犯罪集団が普段より多額の「みかじめ料」を取ろうとして、支払いを渋るバス会社の運転手たちを襲ったり、みかじめ料に反発する住民と衝突を起こしたりして、治安が悪化します。
去年も7月中旬に、マラスによる路線バスやタクシーへの銃撃事件が相次ぎ、死者も出ました。

グアテマラ3

このためグアテマラの日本大使館では、この時期にグアテマラに渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽単独行動や夜間の外出はしない。
▽路線バスや流しのタクシーは危険なので利用しない。
▽見知らぬ人から勧められた飲食物は、不用意に口にしない。
▽万一、強盗に遭ったときは、身の安全を第一に考えて無用な抵抗はしない。
その際には、犯人の顔を見ない。
グアテマラの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

ヨーロッパ

2019年7月18日更新

ヨーロッパのアイルランドで、滞在中の日本人女性が少年少女のグループから突然殴られる事件があり、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

アイルランド

6月中旬の夕方、アイルランドの首都ダブリン市内の交差点で、滞在中の日本人女性が7~8人の少年少女のグループの1人と目が合った際、突然、殴られました。
女性は、大声を上げて助けを求めたため通行人に助けられ、病院で検査を受けましたが、大事には至りませんでした。
現地の警察はグループの数人を逮捕し、事件の背景について日本人を狙ったものではないとの見方をしていますが、こうしたグループによる犯行は少なくないということです。

アイルランド2

このためアイルランドの日本大使館では、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽外出する時は日中でも単独行動は避け、油断しない。
▽歩きながらスマートフォンを操作したり、見続けたりしない。
▽常に周囲の状況に注意を払い、不良グループを見かけたときは距離を置き、目を合わさないようにする。
▽万が一、襲われたときは身の安全を優先し抵抗しない。
アイルランドの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

アイルランド3

2019年7月16日更新

旧ソビエトのジョージアでは、ロシアへの反発を背景に拡大した抗議デモが、1か月近く続いています。

ジョージア

ジョージアでは6月20日、首都トビリシにある議会で、現地を訪れたロシアの下院議員がロシア語で演説したことをきっかけに大規模な抗議デモに発展し、200人以上がけがをしました。
デモの規模は縮小しているものの、1か月近くたったいまも毎日続いています。
14日は、首都トビリシの議会前で野党勢力や支持者の若者などおよそ200人が参加する集会が開かれ、NATO=北大西洋条約機構への加盟などを訴えました。
今回の事態を受けてロシアは、さらなる関係悪化は避けたいとして制裁は行わない方針を示していますが、ジョージアでは若者を中心にロシアに対する反発や不満が強く今後もデモが続くものと見られます。
こうした状況を受け現地の日本大使館では、ジョージアに渡航・滞在している人に対し、デモや集会には絶対に近づかないよう注意を呼びかけています。

アフリカ

2019年7月17日更新

イスラム過激派組織によるテロ事件が相次ぐソマリアで、南部の都市のホテルが武装勢力に襲撃され、外国人を含む26人が死亡するテロ事件が起き、治安の悪化が続いています。

ソマリア

7月12日夜、ソマリア南部の都市キスマヨにあるホテルで、爆発物を積んだ車が入り口で爆発したのに続き、武装した複数の男らがホテルに押し入りました。
その後、駆けつけた治安部隊と武装した男らとの間で銃撃戦になり、治安部隊が現場を制圧したということです。

ソマリア2

地元政府のトップは、これまでに、ケニア人やアメリカ人、イギリス人などを含むあわせて26人が死亡したと発表しました。
襲撃されたホテルでは当時、近く行われる予定の地元政府の選挙について、議員や有力者が集まって会合が開かれていて、襲撃で候補者の1人も死亡したということです。

ソマリア3

ロイター通信は、今回の襲撃について、ソマリアで活動するアルカイダ系のイスラム過激派組織、アッシャバーブが犯行を主張する声明を出したと伝えています。

ソマリア4

ソマリアでは、これまでもアッシャバーブによる政治家やホテルを狙ったテロ事件が頻繁に起きていて、治安の悪化が続いています。

2019年7月15日更新

サウジアラビアでは、女性を撮影した人が禁錮刑になりました。 現地の日本大使館は、不用意に女性を撮影しないよう注意を呼びかけています。

サウジアラビア1

現地の報道によりますと、最近、サウジアラビア・ジッダの商業モールで女性を撮影したとして、アラブ系の外国人が10日間の禁錮刑を言い渡されました。

サウジアラビア2

このアラブ人は女性の許可をとっていましたが、その様子を見ていた家族の訴えによって摘発されたということです。
サウジアラビアでは、女性を撮影したとして刑務所に収監され、服役後に国外強制退去となることがあります。
このためサウジアラビアの日本大使館は、公共の場で撮影を行う場合は不用意に女性を撮影しないよう、注意を呼びかけています。

サウジアラビア3