海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2020年2月12日更新

インドでは、外国人に「高額紙幣を見せて欲しい」と言って近づき、ほかの紙幣にすり替える手口の犯罪が相次いでいます。

インド1

インド中西部のムンバイにある日本総領事館によりますと、最近、ムンバイでアメリカ人とフィリピン人がそれぞれ、3人組の男女から「高額紙幣を見せて欲しい」と声をかけられ、これに応じたところ、巧妙な手口でほかの紙幣にすり替えられるという被害がありました。
また、滞在中の日本人が、旅行者を装った男女から同じ手口で声をかけられたこともありました。
なかには、話のきっかけとして「今度日本に行くので日本の様子を教えて欲しい」と声をかけることもあるということです。

インド2

このほかインド国内では、警察官を装った男2人が路上でタクシーを待っていた日本人に対して、「薬物を持っていないか調べる」と言って所持品を検査し、現金と携帯電話を奪って逃げる事件も起きています。
このためムンバイの日本総領事館では、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽見知らぬ人物から声をかけられても応じず、その場を離れる。
▽警察官を名乗る人物に対応するときは、警察官のIDを見せるよう求めるか、警察署に出向くと申し入れる。
日本総領事館では、こうした注意を呼びかけています。

インド3

2020年2月11日更新

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本の外務省は、中国に滞在している日本人に早期の帰国を積極的に検討するよう求める、これまでより強い呼びかけを行いました。

中国

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国では、今月10日には患者数が4万人を上回り、亡くなった人も900人を超えました。

中国2

状況が最も悪化している湖北省では、全域で駅や空港が閉鎖されました。
また浙江省温州では大部分の高速道路が閉鎖され、重慶など多くの都市で移動制限などの措置がとられています。
北京市では、飲食店で食事をするときには、ほかの客と1メートル以上の間隔をあけることが義務づけられ、グループで食事をすることは禁止されました。
一方、日本と中国を結ぶ航空便に関しては、日本航空と全日空が来月下旬まで、一部の路線で運休や減便を行うことを決めています。

中国3

日本の外務省は、湖北省に感染症危険情報レベル3の「渡航中止勧告」を、また湖北省を除く中国全土に感染症危険情報レベル2の「不要不急の渡航中止勧告」を出しています。

中国4

しかし、一向に感染が収まらず、移動制限などの措置がさらに拡大される可能性があるとして、今月6日、新たなスポット情報を出し、現在中国に滞在している人には「早期の帰国」を、また中国への渡航を検討している人には「渡航の一時延期」を積極的に検討するよう求める、これまでより強い呼びかけを行いました。

中国5

中東・中央アジア

2020年2月18日更新

クウェートでは、2月下旬に独立記念日と解放記念日がありますが、例年この時期は、若者たちが深夜まで路上で大騒ぎをするため、騒ぎに巻き込まれないよう注意が必要です。

クウェート

クウェートは、2月25日が1961年にイギリスから独立した独立記念日、また、翌日の2月26日は、1991年に湾岸戦争でイラクによる占領から解放された解放記念日です。

クウェート2

例年この時期は、若者や子どもたちが繁華街などに繰り出して深夜までお祭り騒ぎをするため、周辺の道路は激しい交通渋滞を起こします。
特に湾岸道路は、多くの飾りをつけた車やバイクがクラクションを鳴らしながら、スピードを落として集団走行するため、交通は大混乱し、車両での移動が困難になります。
過去に日本人がこのような騒ぎに巻き込まれてけがをしたこともあります。

クウェート3

こうしたことからクウェートの日本大使館では、この時期にクウェートに渡航・滞在する人に、次のような注意を呼びかけています。
▽深夜の外出はなるべく避ける。
▽車に乗るときは必ず窓を閉め、ドアをロックする。
▽繁華街や湾岸道路周辺など、騒ぎが起きることが予想されたり、多くの人が集まったりする場所に行くときは、周囲の状況に十分注意する。
クウェートの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

2020年2月12日更新

中央アジアのカザフスタンで、民族対立が背景と見られる住民どうしのいさかいが大規模な衝突となって10人が死亡する事件があり、治安当局が警戒を強めています。

カザフスタン1

カザフスタン南部のジャンビル州で7日夜、住民どうしのいさかいが銃撃や放火を伴う大規模な衝突に発展し、政府によりますと10人が死亡、およそ140人がけがをしました。
地元メディアによりますと、中国系のイスラム教徒で少数民族のドゥンガン人が標的にされた可能性があるということで、治安当局は現場にいた47人を拘束し、衝突の原因を調べています。

カザフスタン2

こうした状況を受けてトカエフ大統領は8日、緊急声明を発表し、「国民の対立を引き起こす挑発的なうわさや誤った情報を広めた者は、責任を問う」と述べ、衝突の参加者を厳しく罰する姿勢を示しました。
この衝突で、身の危険を感じたドゥンガン人の女性や子どもがキルギスとの国境に殺到するなど混乱も起きていて、治安当局は本格的な民族対立に発展しないよう、警戒を強めています。
日本の外務省では、カザフスタン全土に「十分注意」の危険情報を出していて、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、不測の事態に巻き込まれないよう呼びかけています。

カザフスタン3

南北アメリカ

2020年2月18日更新

ペルーでは、蚊が媒介する感染症のデング熱が流行し、緊急事態宣言も出されているため渡航・滞在する人は注意が必要です。

ペルー

ペルーの日本大使館によりますと、ペルーでは現在、デング熱が流行していて、特にロレト、マドレ・デ・ディオス、サン・マルティンの3つの州で患者が増えています。

ペルー2

3つの州の患者は、これまでに合わせて2600人余りに達し、このうち37人が重症で、ペルー政府は2月9日、緊急事態宣言を出して対策にあたっています。

ペルー3

デング熱は、デングウイルスを持つ蚊に刺されることで感染します。
潜伏期間は通常3日から7日で、発症すると高熱や激しい頭痛、関節痛などの症状が出ます。
重症化してデング出血熱になると死亡することもあります。
デング熱には特効薬や予防薬はなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。

ペルー4

このためペルーの日本大使館などでは、ペルーに渡航・滞在する人に、次のような注意を呼びかけています。
▽外出するときは、厚手の長袖シャツや長ズボンを着用し、肌の露出した部分には虫よけスプレーをかける。
▽室内では、電気蚊取り器、蚊取り線香、蚊帳などを使う。
▽症状が出たらすぐに専門の医師の診察を受ける。
ペルーの日本大使館などでは、こうした注意を呼びかけています。

2020年2月17日更新

ブラジルでは世界でも有数の祭典、リオデジャネイロのカーニバルが2月22日から開かれますが、この時期、観光客などを狙った犯罪が多発するため、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

ブラジル

サンバを踊る集団が街の中を練り歩くリオデジャネイロのカーニバルは1700年代の前半に始まったといわれ、毎年、世界各地から多数の観光客が訪れます。
ことしのカーニバルは2月22日から25日にかけて開かれますが、毎年、カーニバルの期間中と前後に観光客などを狙ったスリやひったくりなどの犯罪が多発しています。
また、カーニバルのメイン会場付近には麻薬密売組織が拠点としている治安が極めて悪いスラム街が点在しているため、会場から離れることは非常に危険です。
このほか、イパネマ海岸やコパカバーナ海岸などの海水浴場では、数十人の若者が観光客などを襲って金品を奪う集団強盗事件が毎年この時期に発生しています。
このため現地の日本総領事館は、現地を訪れる人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽カーニバルの参加者や観衆の中には犯罪者が潜んでいるので、所持品から決して目を放さない。
▽スラム街などには絶対に立ち入らない。
▽強盗犯人の多くは拳銃やナイフを持っているため、強盗などに遭遇した場合、絶対に抵抗しない。
こうした注意を呼びかけています。

ブラジル2

ヨーロッパ

2020年2月14日更新

フランスやそのほかの国々で、新型コロナウイルスへの感染をめぐって、中国人や日本人などアジア系の人たちが差別的な言動を受けているという実態が伝えられています。

フランス

フランスの中国系住民で作る団体によりますと、フランスで感染者が確認された1月24日以降、「職場で同僚から近くに寄るなと言われた」とか、「子どもがエレベーターに乗るのを断られた」といった相談が、中国人やそのほかのアジア系の住民から連日、寄せられています。

フランス2

こうした動きはフランス以外の国々にも見られ、ブルガリアではアジア系の人がからかわれり差別されたりしていると伝えられています。
またブラジルのサンパウロでは、中国人が荷物用のエレベーターの使用を強要されるなどの出来事があったということです。
このため各国の日本大使館や日本総領事館は、こうした被害に遭遇したときは冷静な行動を心がけ、無用なトラブルに巻き込まれないよう注意して欲しいと呼びかけています。

フランス3

2020年2月14日更新

ギリシャの首都アテネでは、長距離列車の車内で、日本人が偽の車掌からパスポートを盗まれる被害が連続して起きています。

ギリシャ

被害者の話によりますと、ギリシャの首都アテネの中心部にあるラリッシス駅を出発する長距離列車に乗車したところ、列車が発車する前に車掌と称する人がやってきて、乗車券とパスポートの提示を求められました。
この人物は、その後「パスポートをチェックする」と言い残してその場を離れ、戻って来なかったため、偽の車掌と分かりました。
ことしの1月から2月上旬までに4人の日本人が、同じ手口で被害に遭っています。

ギリシャ2

ギリシャの国営鉄道によりますと、国境を越えない列車では、車掌はパスポートの提示を求めることはありません。
また乗車券の確認は、車両に乗るときか列車の発車後に行い、発車前の車内では行いません。
そして車掌は通常、水色のワイシャツに紺色のズボンを着用し、胸には本人証明書をつけています。

ギリシャ3

同様の被害を防ぐため、ギリシャの日本大使館は、次のような注意を呼びかけています。
▽偽の車掌は、乗客から本人証明書の提示を求められた場合、それらしきものを少し見せてごまかす傾向があるため、よく見えなかった場合には、再度見せるように求める。
▽パスポートを持ったままその場を離れようとしたら、周囲の人に協力を求めて、正規の車掌に確認する。
▽あまりしつこいようであれば、その場で電話番号100番の警察、または、電話番号1571番のツーリストポリスに電話をかける。
このように呼びかけています。

ギリシャ4

アフリカ

2020年2月17日更新

ギニアでは、国民議会選挙などの投票を前に市民団体の妨害活動が激しくなるおそれがあり、日本の外務省が注意を呼びかけています。

ギニア

ギニアでは、3月1日に国民議会選挙の投票と、現在2期目のコンデ大統領の3選を可能にする憲法改正に関する国民投票が予定されており、現在激しい選挙戦が繰り広げられています。
こうした中、憲法改正に反対する市民団体「護憲国民戦線」は、選挙を妨害すると宣言しており、今後、デモ隊と当局との衝突や暴動など、突発的な事態に発展するおそれがあります。
このため日本の外務省では、当面ギニアへの不要不急の渡航は止めるよう呼びかけるとともに、すでに現地に滞在している人に対して、次のような点に注意するよう呼びかけています。
▽不要不急の外出はしない。
▽集会や行進が行われている場所には近づかない。
▽デモ隊に通行を妨害されても刺激するような行動はしない。
▽当面の食料や水、燃料などを備蓄しておく。
日本の外務省では、こうした注意を呼びかけています。

ギニア2

2020年2月13日更新

モーリタニアの首都ヌアクショットで、8歳の少女が野犬の群れに襲われて死亡する事件が起き、野犬の駆除に猟銃が使われることになったため、現地の日本大使館では、野犬に注意するとともに、駆除の現場に居合わせたらすぐに離れるよう、呼びかけています。

モーリタニア1

モーリタニアの日本大使館によりますと、2月5日、首都ヌアクショットで、8歳の少女が1人で学校に向かう途中に野犬の群れに襲われ、首などをかまれて死亡しました。

モーリタニア2

この事件を受けてヌアクショット市内では、猟銃を使って野犬の駆除が行われることになったということです。
ヌアクショットは野犬が多く、去年、南部のリヤド地区で野犬の一斉駆除が行われた際には、およそ100匹の野犬が猟銃で駆除されています。

モーリタニア3

このためモーリタニアの日本大使館では、現地に渡航・滞在する人に対して子どもたちが野犬に近づかないように注意するとともに、猟銃での駆除の現場に居合わせた場合は、流れ弾などを避けるためにすぐにその場を離れるように呼びかけています。