EU ウルズラ・フォンデアライエン委員長(Ursula von der Leyen)

G7 広島サミットに参加するEUのフォンデアライエン委員長の詳しい情報です。年齢は、2023年5月19日時点のものです。

メローニ首相
役職 委員長
生年月日 1958年10月8日
年齢 64歳
出身

ベルギーの首都ブリュッセル

略歴
  • 2005年 ドイツの家族・高齢者・女性・青少年相に就任
  • 2009年 ドイツの労働・社会相に就任
  • 2013年 ドイツの国防相に就任
  • 2019年 EU・ヨーロッパ委員会委員長に就任

ドイツ国防相を経て女性初のEU委員長に

EU=ヨーロッパ連合の「内閣」にあたるヨーロッパ委員会の委員長を務めているウルズラ・フォンデアライエン氏は64歳。EU本部があるベルギーの首都ブリュッセルで生まれたドイツの政治家です。ドイツのメルケル前首相に非常に近いとされ、2005年にメルケル政権が発足すると家族・高齢者・女性・青少年相に登用され、2013年にはドイツの国防相に就任しました。

【7人の子育てをしながら・・・】

2019年にはEUヨーロッパ委員会の委員長に女性として初めて就任し、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を打ちだしたほか、EUの産業政策として経済や社会のグリーン化とデジタル化を掲げました。

医師免許を持ち、7人の子どもを育てながら政治家としてのキャリアを積み上げたことから、女性が活躍できる社会作りにも取り組んできました。ことし2月にドイツのミュンヘンで開かれた国際会議に出席した際、自身にとって最も大変だったのは子どもたちが幼かった時期に閣僚を務めたことだと振り返り、当時、周囲から、「悪い大臣と悪い母親、どちらになりたいか決めたか」などといった質問を投げかけられたと打ち明けました。そして意思決定の場で女性が自然に増えていくのを待つのでは時間がかかりすぎるとして、あらかじめ一定の割合を女性に割り当てる「クオータ制」を支持する姿勢を示しました。EUでは去年12月、域内の上場企業に対し、女性を一定以上の比率で取締役に登用するよう事実上、義務づける法律が施行されています。