「地震が起きた」。「台風接近で自治体から避難情報が出た」。
突然、避難しなければならない状況になった時、あわてて持ち物を用意すると焦ってしまいます。ぜひ以下のリストを参考にして、ふだん使わないリュックに必要なものを入れてみてください。用意できたら、寝室などに置いておくようにしましょう。
特にチェックしてほしいのが女性の備えです。
東日本大震災や熊本地震などの被災地では、「避難所で突然生理が始まったが、生理用品が足りずにもらえなかった」といった問題もありました。被災したとき、心配事を少しでも少なくするため、用意しておくと安心です。
ポイント!女性が備えておきたいグッズ
☑生理用ナプキン
災害によるショックやストレスなどで生理不順になる可能性も。まだ来ないはず、と油断せずに用意しておくと安心です。
☑おりものシート
下着を替えられない状況でも、汚れを防いで清潔に保てます。
☑尿取りパッド
ふだんと異なる避難生活で、失禁や尿漏れが起こりやすくなることも。
☑化粧水・クレンジングシート
プライベート空間が少ない避難所では、化粧ができることは大切なこと。クレンジングシートは水が使えない時でも役立ちます。
また、これまで起きた災害では、赤ちゃんを抱えた親から避難所での授乳や衛生面について、不安の声が多く上がっていました。乳幼児と避難する時のポイントです。
母乳をあげている人もミルクをあげている人も、避難所で安心して授乳が続けられるよう、みんなで協力して環境作りをしましょう。