風疹の流行を防ぐため、現在42歳から59歳の男性を対象に配られている、風疹の抗体検査や予防接種を無料で受けられるクーポン。
その期限が今年度末に迫っていることから、利用者を増やそうと企業の健康診断でクーポンを使って風疹の抗体検査を受けるよう呼びかける動きがあります。
愛知県碧南市にある健診センターで、年に１回の定期健診を受けに来た４５歳の男性。
受け付けで提出したのが、風疹の抗体検査を受けるためのクーポンです。
クーポンを出すだけで、風疹の抗体を無料で調べることができます。
抗体は血液で調べますが、ほかの検査項目と一緒に調べられるため、血液を採る量もふだんと変わりません。
健診に合わせて風疹の抗体検査を受けた男性は、
「妻が妊娠した時に風疹の怖さを知りました。働いているので、休みを抗体検査とかワクチン接種のためにとるのは難しいので、健康診断と合わせて一緒にやってもらえればありがたい」と話していました。
健診を受ける人がクーポンの対象年齢の場合、クーポンの利用を呼びかけるチラシを入れて、自宅に送っています。
小林記念病院健康管理センター加藤豊範副センター長は、
「健診の場合だと、採血も健診の採血でできてしまうので、身体的負担とか健診に行く時間的な負担もなくなると思うので、ぜひ利用してほしい」と話しています。
