風疹の最新ニュース

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風疹抗体検査 無料クーポン利用低迷 東海3県の利用率約2割 2021年04月22日

風疹の流行を防ぐため、子どものころに風疹のワクチンを接種できなかった現在42歳から59歳までの男性を対象に抗体検査や予防接種を無料で受けられるクーポンが配られていますが、東海3県での利用率は20%あまりにとどまることがわかりました。

風疹はウイルス性の感染症で、妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんの耳や目、心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあります。
最近は成人の男性を中心に流行し、ことし1月にも1人の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と報告されました。
このため風疹の流行をなくすため、子どものころ風疹のワクチンを接種できなかった現在42歳から59歳までの男性を対象に抗体検査や予防接種を無料で受けられるクーポンが2019年度から配られています。
しかし、利用は伸び悩んでいて、国立感染症研究所によりますと、クーポンの対象者のうちことし1月までに抗体検査を受けた人は全国で19%、東海3県では愛知県が22%、三重県が23.9%、岐阜県が21.9%と20%あまりにとどまっていることがわかりました。
クーポンは今年度末まで利用でき、手元にクーポンがない人は住んでいる自治体に希望すれば発行してもらうことができるということで、各自治体は、1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性に積極的な利用を呼びかけています。