風疹の最新ニュース

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ワクチン接種で献血不足が懸念 2021年03月16日

新型コロナウイルスの影響で献血への協力が得づらくなる中、県赤十字血液センターは、ワクチンの接種後には一定期間、献血ができなくなるため、今後、必要な量の確保が難しくなることを懸念しています。


インフルエンザや風疹などのワクチン接種を受けた人が献血する場合、接種から献血まで24時間や4週間など一定の間隔を空けることが国の基準で定められています。
新型コロナのワクチン接種後の間隔についても国は4週間とする方向で検討していますが、日本赤十字社では基準が示されるまでの当面の間、接種を受けた人の献血を受け付けない方針です。
こうした中、県内では、医療従事者を対象に進む新型コロナのワクチン接種が献血の確保に早くも影響を及ぼし始めています。
県赤十字血液センターによりますと、例年、4月から5月は年度替わりの人事異動や大型連休などを理由に「集団献血」に協力する企業が減るため、医療機関のスタッフによる集団献血に頼っています。
ところが、医療機関に来月以降の協力を求めても、ワクチン接種を理由に断られる例が相次いでいるため、今後、一般の人も含めて接種が進むにつれて必要な献血量の確保が難しくなることが懸念されるということです。
県赤十字血液センターの毛利英明献血推進課長は、「献血への影響がどのくらい出るのか、全く見通せない状況で、不安を感じている」と話しています。