はしかの患者の増加を食い止めようと千葉県松戸市は、過去にワクチンの定期接種を受けていない中学3年生までの子どもを対象に、無料ではしかと風疹の混合ワクチンの接種を受けられるよう費用を助成する緊急の対策を始めることになりました。
千葉県内では松戸市を中心に夏以降はしかの患者の報告が相次でいます。
患者はこれまでに21人に上っていて、患者と接点のない新たな患者も報告されています。
このため松戸市は地元の医師会の要望を受け、1歳と小学校入学前に無料で受けられるはしかのワクチンの定期接種を過去に受けていない子どもについて、接種を無料で受けられるよう費用を助成する緊急の対策を始めることになりました。 対象は満2歳から中学3年生までで、はしかと風疹の混合ワクチンの接種が自己負担なしで受けられるということです。
また、患者が増え始めた先月16日以降に、すでに接種した人も含めて助成する方針で期間は来年3月末までとしています。松戸市は「感染をこれ以上広げないために接種を受けてほしい」と話しています。