風疹の最新ニュース

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風疹ワクチン確保求めパレード 2013年07月04日

風疹の流行が続き、一部の医療機関ではワクチンが入手しにくい状況が起きているなか、子どもに障害が出た親などが国に対してワクチンの確保に積極的に取り組むよう求め、都内で街頭パレードを行いました。

 

パレードを行ったのは、風疹などで子どもに障害が出た親や医師などおよそ70人で、「ストップ風疹」などと書かれた垂れ幕やプラカードを掲げて東京・港区の公園から厚生労働省までのおよそ2キロを歩きました。
風疹の流行が続き、予防接種を任意で受ける人が増えた影響で、厚生労働省はこの夏以降、ワクチンが一時的に不足するおそれがあるとしているほか、一部の医療機関ではワクチンが手に入りにくくなっています。

 

パレードの参加者は、流行を止めるためには妊娠を希望する女性や妊婦の周りにいる人だけでなく大人が広く予防接種を受ける必要があるとして、国が積極的にワクチンの確保に取り組むよう訴えていました。
パレードの主催者の1人の吉川恵子さんは「妊婦や生まれてくる赤ちゃんを守るためには大人が予防接種を受ける必要がある。せっかく自治体が助成制度を設けてもワクチンがないと打てないので、国に対策をとってほしい」と話しています。