風疹の最新ニュース

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風疹 日曜日に臨時のワクチン接種 2013年06月02日

風疹の流行が大人を中心に続いていることから、都内の病院が今月5回ある日曜日に臨時にワクチンの接種を行うことになり、初日の2日、仕事が休みの30代や40代の男性などが受けに来ました。

 

ことしの風疹の患者の数は、すでに去年1年間の3倍を超える7500人余りに達し、その9割近くが20代以降の大人です。
流行を止めるためには、大人にワクチンを接種してもらうことが欠かせないとして、東京・新宿区にある国立国際医療研究センターは、通常は休診日の日曜日に今月、臨時に風疹ワクチンの接種を行うことにしました。

 

初日の2日は、午前中から30代や40代の男性が訪れ、風疹とはしかの混合ワクチンの接種を受けていました。
30歳の男性は、「平日は仕事があるので難しかった。ネットで調べたら休日に開いているということで来ました」と話していました。

 

また、31歳の男性は、「男性の患者が多いということで、周りの妊婦さんに自分がうつさないように打ててよかったです」と話していました。

 

国立国際医療研究センターでは、去年の夏以降、およそ50人が風疹と診断され、このうち大人5人が症状が重く入院したということで、感染症センターの大曲貴夫センター長は、「今の流行では20代から40代の男性の患者が目立つ。風疹にかかると、1週間ほど仕事に行けず、重症化する人もいるので、この世代の男性はぜひワクチンを接種してほしい」と話しています。

 

この病院の臨時の接種は、今月の日曜日の午前11時から午後4時まで行われるということです。