科学と文化のいまがわかる
文化
2022.07.12
「“ベイビーボックスというものが一体どういうものなのか”というのを僕なりに考えたプロセスが映画になっているっていうことなんですよね。登場人物たちによって(赤ちゃんの)命が肯定される。それが多分旅のゴールなんだろうなと」
今回の映画にどんな思いを込めましたか?という私たちの質問に、じっくりと考えながら答えてくれた是枝裕和監督。赤ちゃんポストを題材にした最新作「ベイビー・ブローカー」は、今年のカンヌ映画祭で「最優秀男優賞」と「エキュメニカル審査員賞」の 2 冠に輝きました。”まっすぐに命と向き合いながら制作した”という是枝監督に、作品への思いを聞きました。
(報道局科学文化部 記者 池端玲佳)