俳優の高倉健さんとコンビを組んで、「鉄道員」など多くの映画を作った映画監督の降旗康男さんが、今月20日、肺炎のため亡くなりました。84歳でした。

降旗さんは長野県の出身で、東映に入社して昭和41年に監督としてデビューし、菅原文太さんが主演した「現代やくざ」シリーズや、高倉健さん主演の「新網走番外地」シリーズなど、ヤクザ映画のヒット作を相次いで監督しました。

昭和49年にフリーの監督になったあとは、「駅 STATION」や「あ・うん」など高倉健さんが主演する映画を次々に発表し、「鉄道員」で日本アカデミー賞の最優秀監督賞と最優秀脚本賞を受賞したほか、生き残った元特攻隊員の苦悩を描いた「ホタル」は、平成13年度の芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれました。
平成14年には紫綬褒章を受章しています。
平成14年には紫綬褒章を受章しています。

最近では、おととし、岡田准一さん主演の映画「追憶」を発表し、舞台あいさつを行うなど積極的に活動していました。
降旗さんは、今月20日肺炎のため亡くなり、葬儀などはすでに近親者によって執り行われたということです。
84歳でした。
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降旗さんは、今月20日肺炎のため亡くなり、葬儀などはすでに近親者によって執り行われたということです。
84歳でした。