NEWS

地下鉄構内のPM2.5 「実態調査を」

2019.05.18 :

地下鉄構内の閉鎖された空間に浮遊する大気汚染物質PM2.5の問題について考える国内初のシンポジウムが横浜市で開かれ、専門家は「汚染実態の把握が必要だ」と指摘しました。

空気環境が専門の東京工業大学の鍵直樹准教授は、屋外の大気中のPM2.5については平成21年、国の環境基準ができて、その後、濃度が低下していると紹介したうえで「地下鉄をはじめとした屋内の閉鎖空間には今の環境基準は適用されず、実態調査も不足している」と課題を指摘しました。
PM2.5は1000分の2.5ミリ以下の極めて小さい粒子のことで、吸い込み続けると健康への影響が指摘されています。
慶応大学のチームが去年、首都圏の地下鉄のホームで日中14時間の平均濃度を調査したところ、屋外の一日平均の基準のおよそ2.3倍に当たる濃度が観測されました。

車輪とレールの接触などで削れたとみられる金属系のPM2.5が多く発生していたということです。
調査した奥田知明准教授は「想像以上に高い濃度だったことに驚いたのを覚えている。日本では地下鉄の空気環境を誰が責任を持ち監視するか決まっておらず、海外と比べて対策が遅れている。省庁も横断的に連携し解決する必要がある」と対応を訴えました。
ご意見・情報をお寄せください

記事の内容は作成当時のものです

NEWS一覧に戻る