はしかの感染が世界的に急増しています。WHO=世界保健機関は、ことしに入って先月までのはしかの患者数が推計で、去年の同じ時期のおよそ4倍に達したと発表し、予防のためのワクチン接種を徹底するよう呼びかけています。
WHO=世界保健機関が15日に発表した推計によりますと、ことし1月から先月までの3か月間で、はしかの患者数が、世界170か国で11万2000人余りに上ったということです。
これは、去年の同じ時期のおよそ4倍に達していて、免疫力が低い子どもを中心に、多くの死者が出ているということです。
地域別にみますと、医療体制がぜい弱なアフリカでは、去年の同じ時期のおよそ8倍に上っています。
また、ワクチン接種が普及しているヨーロッパで4倍と急増しているほか、アメリカでも、およそ60%増加しています。
WHOによりますと、ワクチンを2回接種していれば、ほぼ確実に感染を防ぐことができるということですが、2回ワクチンを接種した人の割合は、世界中で67%にとどまっているということです。
WHOでは2回のワクチン接種を呼びかけるほか、とりわけ重症化しやすい子どもの接種を徹底するよう各国に働きかけています。
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これは、去年の同じ時期のおよそ4倍に達していて、免疫力が低い子どもを中心に、多くの死者が出ているということです。
地域別にみますと、医療体制がぜい弱なアフリカでは、去年の同じ時期のおよそ8倍に上っています。
また、ワクチン接種が普及しているヨーロッパで4倍と急増しているほか、アメリカでも、およそ60%増加しています。
WHOによりますと、ワクチンを2回接種していれば、ほぼ確実に感染を防ぐことができるということですが、2回ワクチンを接種した人の割合は、世界中で67%にとどまっているということです。
WHOでは2回のワクチン接種を呼びかけるほか、とりわけ重症化しやすい子どもの接種を徹底するよう各国に働きかけています。