文化

国民生活センター “改元便乗に注意を”

国民生活センター “改元便乗に注意を”

2019.03.25

「元号がかわると法律が変わる」とうそを言われて銀行の口座番号を聞き出されたり、注文した覚えのない商品を売りつけられたりするなど、改元に便乗したトラブルが相次いでいるため、国民生活センターが注意を呼びかけています。

このうち銀行の関連機関を装う手口では、「改元による銀行法改正について」といった文面の書類が送りつけられ、元号がかわると法律も変わるとうそを告げて同封した書類に口座番号や生年月日、暗証番号などを記入して返送するよう求めてくるほか、なかにはクレジットカードを送るよう指示されるケースもあるということです。

一方、「天皇陛下の退位を記念した写真集を送る」などといって高額の商品を一方的に代金引換で送りつけ、間違って受け取ってしまった場合、商品に書かれた連絡先とつながらずに返品できないなど、改元に便乗した悪質な商法も報告されています。

こうしたトラブルの相談は、去年の秋以降、増えてきているということで、国民生活センターは、銀行などが暗証番号を尋ねることは決してないため、書類が届いたり電話がかかってきたりしても、絶対に応じないよう呼びかけています。

また、注文していない商品が一方的に送りつけられても代金を払わずに受け取りを拒否するよう呼びかけています。

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