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スマホ充電ケーブル 事故80件超「化学やけど」のケースも

スマホ充電ケーブル 事故80件超「化学やけど」のケースも

2019.02.28

スマートフォンの充電ケーブルのコネクターが異常に発熱してやけどをするなどの事故は、この5年間で80件を超えています。「化学やけど」と呼ばれるけがをしたケースもあり、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。

NITEによりますと、スマートフォンなどの充電ケーブルが異常に発熱したり発火したりした事故は、昨年度までの5年間に86件報告され、20人余りがやけどなどのけがをしています。

この中では、コネクターの中にほこりや水分などが入り込んだまま使ったためショートしたり、異常に発熱したりした事故が28件と最も多く、変形したコネクターを使ったためにショートしたケースも22件に上っています。

さらに、電源に接続されたコネクターが肌に長時間触れたために汗などが電気分解され、発生した物質で皮膚が傷つく「化学やけど」をした人も2人いて、このうち1人は重傷だということです。

このためNITEは、ケーブルに無理な力をかけないこと、変形したコネクターは使わないこと、コネクターにゴミなどが入り込んでいないか確認すること、それに電源に接続したコネクターを長時間体に触れさせないことといった注意点を公表し、事故を防ぐよう呼びかけています。

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