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コロナ禍で子どもの名付けに変化は?

生まれてきた子どもに贈る最初のプレゼントとも言われる「名前」。どう育ってほしいか、どんな生き方をしてほしいかという親の願いが込められています。コロナ禍のことし生まれた子どもの名前の調査結果が発表されました。感染拡大の影響が長期化する中で、子どもの名付けにも変化はあったのでしょうか?

子どもの名前、ことしはどういう傾向があったのでしょうか?

明治安田生命が発表した調査結果を見てみましょう。

男女合わせておよそ1万8000人の名前が調査対象になりました。

名前の表記の上位10は次のとおりです。

男の子で最も多かった名前の表記は「蒼」。「あおい」、「そう」、「あお」などと読みます。去年の4位から順位を上げて、調査開始以来、初めてトップになりました。

2位は「樹」(読み方は、いつき、など)と「蓮」(れん)でした。

女の子で最も多かった名前の表記は、「陽葵」。「ひまり」、「ひなた」、「ひな」などと読みます。調査開始以来、初めてトップになりました。

「詩」(読み方は、うた、など)は、去年の20位から大きく順位を上げて、ことし3位に。和風で文学的なイメージがあるため「令和」への改元も影響したかもしれないと、調査した会社は分析しています。

男の子は「蒼」、女の子が「陽葵」がトップですが、ことしの名付けに新型コロナが影響している可能性もありそうですね。

命名の理由についてまでは調査していませんが、明治安田生命の担当者は次のように分析しています。

男の子で最も多かった「蒼」については、「先行きが不透明だと感じることも多いコロナ禍で、それを払しょくするようなすがすがしい開放的な名前が人気を集めたのではないか」
女の子で最も多かった「陽葵」については、「コロナ禍を境に不安定な時代が続こうとも、明るく前向きに育ってほしいという願いによってさらに人気を集めたのではないか」

女の子の名前では結菜、結愛など「結」が付く名前が上位に4つランクインしていて、「コロナ禍だからこそ、人との結び付きを大切にしてほしい」という思いが込められているのかも、しれないですね。

生まれてきてくれた子どもの健やかな成長を願う親の気持ちは、いつの時代も決して変わることはないですよね。

そうですね。

ちなみに、ことし行われる予定だった東京オリンピック・パラリンピックに関連して前回の東京オリンピックが開かれた1964年の名前の表記のランキングがこちら。

なるほど、ことしとはずいぶん違いますね。

この年の男の子の名前では、「達也」は初めてトップ10入りをした名前で、メダル獲得へのたゆまぬ努力を続ける選手たちの姿に感銘を受けて「達成」や「到達」のイメージのある「達」という漢字が好まれたのかもしれないということです。

2021年に東京オリンピック・パラリンピックでの熱戦が実現すれば、来年の子どもの名付けにも影響があるかもしれませんね。