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あなたの家の軒先も? 拡大する駐車場シェア

観光地やイベント会場などで、駐車場がいっぱいで止める場所がなくて困ったという経験はありませんか。そんな時に便利だと、今、全国で拡大しているのが、駐車場のシェアリングです。複数の人が共同で使う「シェアリング」。どういった使われ方をしているのでしょうか。

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車を持っていないので、最近はカーシェアリングを利用するようになりました。使いたい時に手軽に利用できて便利です。駐車場をシェアするってどういうことですか。

駐車場のシェアリングは、商業施設や住宅の空いている駐車場を登録してもらって、使いたい人に一時的に貸し出すサービス。利用者はアプリで自分が車を止めたい地域にある駐車場を探すの。

全国でさまざまな場所が登録されているけど、駐車場の利用が集中する観光地やイベント会場の周辺では利用者が増えているんだって。

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このうち、5年前から駐車場のシェアリング事業に参入したベンチャー企業の「akippa」に登録された駐車場は全国で2万7000か所、会員数はこの1年で倍増し120万人になったんだって。

コインパーキングとはどう違うのでしょうか。

利用者からすると、事前に駐車場の料金や空き状況が分かり、予約ができるのが大きなメリット。それに、コインパーキングと違って予約した時間内であれば、車を何度も出し入れできる。

一方で、駐車場を貸し出す側からすると、空いている駐車場を貸し出したいときだけ提供できるのが特徴ね。

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東京スカイツリーから歩いて10分のところにある、住宅の駐車場のオーナーさんは、月ぎめで駐車場を貸しているんだけど、なかなか借り手が見つからなくて困っていたの。でも、このシェアリングに登録したところ、利用者が相次いで、多い月では1万円以上の売り上げがあったそうよ。

駐車場を貸し出すことで、新たなチャンスにしたいという動きもあるの。紳士服大手の「コナカ」は店舗に隣接する駐車場の一角を貸し出している。

紳士服の売り上げが伸び悩む中で、店舗としては、駐車場を利用するついでに、店を訪れて一着でも買ってくれないかと期待しているのよ。利用者に店のクーポン券を配布することにしているんだって。

駐車場シェアリングには、参入する事業者が増えているそうですね。

そうね。ベンチャー企業だけでなく、駐車場大手の「タイムズ24」のほか、通信大手のNTTドコモやソフトバンクといった異業種からの参入も相次いでいるの。

市場調査会社の「富士経済」によると、去年は35億円だったとみられる駐車場シェアリングの市場規模は、来年には4倍近い136億円に拡大すると予測されている。

登録される駐車場が増えれば、利便性も高まって利用者も増えると思うので、これから注目のシェアリングね。